ヴィアトリスが早期退職発表!始動直後の会社でなぜリストラが?

スポンサーリンク
製薬会社のリストラ

2018年からの薬価制度抜本改革や2020年からのコロナ禍で製薬業界を取り巻く環境は大きく変化致しました。

 

特にリストラの波は収まらず、コロナ禍以降も日本ケミファ、武田薬品、日本イーライリリーと今までリストラを行ったことのない製薬会社がリストラを断行致しました。

そして2021年に入り今度は「ヴィアトリス」で希望退職を実施することがRISFAXで発表されました。

RISFAX | 医薬経済社

昨年2020年11月に発足した始動直後の製薬会社に一体何が起きているのでしょうか。まずは「ヴィアトリス製薬とはどんな会社?」から色々今後の展望を探って参ります。

スポンサーリンク

ヴィアトリス製薬とはどんな会社?

「ヴィアトリスって会社聞いたことないぞ?!」という方は多いかもしれません。それもそう、ヴィアトリスは2020年11月に立ち上がったばかりの新生製薬会社です。

元々のファイザーの長期収載品を扱う部門である「アップジョン事業部門」とマイラン EPD 合同会社およびマイラン製薬、3社が合併して出来たのがヴィアトリスです。

 

ただ3社合併といってもまだ正式な統合は行われておらず、現在はそれぞれの旧社名で営業活動を行っております。

 

取扱品目はアップジョン事業部門がノルバスク、リピトール、セレコックス、リリカなど、非感染性疾患(NCDs)領域の治療薬が中心となります。どれも一世を風靡した商品ばかりです。

一方のマイランEPDの取扱品目は、アミティーザ・エピペンを主に、ホクナリンテープやクラリシッドなど、こちらも一世を風靡した製品ラインナップとなっております。

 

そして同じような社名のマイラン製薬はジェネリックを主体とした製品ラインナップとなっております。

正直真新しい薬剤もなく、スペシャリティやオンコロジー製品などの希少疾病治療薬が中心となる製薬業界において、将来性は少し厳しいかなという状況下でのリストラ発表です。

ヴィアトリスの早期退職(リストラ)の条件

RISFAXやTwitterなどの周辺情報から得られた、2021年ヴィアトリス希望退職の概要は下記の通りです。

 

●対 象 者 :コマーシャル部門(営業部門)に所属する全社員

年齢制限:なし

●募集期間 :2021年4月19日~2021年5月12日

●退 職 日:2021年6月30日

●募集人数:3社合わせて500人

●優遇措置:年齢と在籍期間に応じた特別割増退職金を支給

 

と3社合計の社員数1,679名に対し、コロナ禍での募集人数500人は業界内でも衝撃的な人数として捉えられております。

募集人数的には2018年に大規模なリストラを行った日本ベーリンガーインゲルハイムに匹敵するリストラです。

 

ただ日本ベーリンガーの場合は対象年齢が30歳以上だったのに対し、ヴィアトリスでは年齢制限なしでの500人となりますので、500人を上回る規模の相当数が手上げをすることが予測されます。

60歳前後の定年間近の方にとっては好条件かもしれませんが、悲しいことにこのリストラが発表された時点で「リストラ要員」の選別は残念ながら終了しております。

 

なのでヴィアトリス3社の営業部門(MR)の方が今からできる対策は限られてきます。

私は実際にリストラ生現場を体験致しました。その時の詳細をブログに記載しております。ヴィアトリスの方、そしてリストラの予兆がありそうな会社の方は、今から出来る対策を講じるために私の体験談をお役立てください↓

MRリストラ体験談!実際の面接内容と会社の雰囲気は!?
製薬会社MRの実際のリストラ現場とは?4回の転職とリストラの生現場を経験した私が、実際の面接内容とその時の会社の雰囲気について体験談をご紹介致します。

ヴィアトリスの将来性

上記にご紹介した通り、長期収載品などのいわゆる「特許切れ製品」とジェネリックのラインナップだけのヴィアトリス製薬の先行きは明るいものとは言えません。

ファイザーのアップジョン事業部やマイランEPDは先発品メーカーが名前を一般名に変えただけの「オーソドライドジェネリック」や、バイオ製剤のジェネリックである「バイオシミラー」を手がけております。

 

しかしジェネリック市場も頭打ちの上、小林化工や日医工問題によってジェネリックに対する患者や医師からの信頼も失落しております。

 

日本製薬工業協会の開発品一覧を見ても、マイランEPDの開発品は一品目しかありませんので、今の製薬業界を取り巻く環境を考えても将来性は厳しいと言わざるを得ません。

マイランEPD合同会社|開発中の新薬|日本製薬工業協会

 

ましては症例ベースでの医師や薬剤師との先生とのやり取りが「やりがい」のMRにとって、長期収載品やジェネリック医薬品の営業は「やりがい」に満ち溢れているとは思えません。

 

今回早期退職の対象外の若いMRの方は、「やりがい」を求めてパイプラインが豊富な他社へ転職されることも考慮するべきです。

今からでも遅くない!転職サイトに登録するべし

今回ヴィアトリス製薬の早期退職概要に該当された方の中には「まさか自分が対象になるなんて・・」「まさか自分の会社でリストラが行われるなんて・・」と思っている方も少なくないとお察し致します。

MR求人が激減する中、業界横滑りは正直難しい状況です。ただCSO(コントラクトMR)であれば多少給料は下がるかもしれませんが、勤務地も選べますし、MRとして働き続けることは出来るかもしれません。

 

ただ製薬会社はどこも大手企業です。皆様には大手企業で培ってきたノウハウやスキルはMRの皆さんは誰よりもお持ちです。であれば大手企業で勤めたスキルを生かして他業界へチャレンジするというのも一つの手かと思います。

 

今回のヴィアトリスのリストラでは応募された方には他社同様、再就職支援制度なるものがあると思いますが、正直それは当てにしない方が良いでしょう。

結局第三者機関が再就職支援を行いますので、親身ではありません。私は実際に自身が在籍した会社でリストラの生現場を体験致しましたが、再就職支援に頼りっぱなしで自分自身で自ら行動を起こさない方は退職日までにほとんどが再就職先が決まっておりませんでした。

 

自分の身は自分で守らないといけません。再就職支援に頼らずに自らが行動を起こすべきです。それが自ら転職サイトに登録して活動することです。

 

MRしか経験のない方でも、自分が思っている以上に他業種からは「市場価値」があります。自分の市場価値を図ることが出来るのが「ミイダス」というサイトがあります。

適性検査LP

ぜひ一度ご自身の市場価値を見出してみてください。

「ミイダス」については詳細を記事に書いてますので、もっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください↓

「ミイダス」で自己分析!製薬会社MRとして自分の市場価値を知ろう!
先行き不透明な「製薬業界」 会社がリストラの予兆がなくても、今まだ転職する気が全くなくてもご自身の「市場価値」を把握しておく必要が有ります。それを簡単に診断してくれる転職サイトが「ミイダス」です。自分の市場価値を見出してくれる「ミイダス」について簡単にご紹介致します!

 

市場価値を知った上で、まだ転職サイトに登録していない方は、複数社の転職サイトに登録することをお勧め致します。各社業界の強みも違いますし、何よりも第三者の様々な角度から意見をもらうことは非常に重要です。

 

ただ「どの転職サイトに登録すれば良いのかわからない・・」という方のために、製薬会社MR向けの転職サイトを下記に簡潔にご紹介致します↓

●サイト側から求人情報が来る「リクナビNEXT

リクナビNEXTの登録サイトはこちら

●外資系製薬会社の求人が多いのが「JACリクルートメント」MR以外にも医療機器メーカーの求人も多い

JACリクルートメントの登録サイトはこちら 

●MRの給与体系を変えたくないハイクラスな求人が多いのが「キャリアカーバー

キャリアカーバーの登録サイトはこちら 

●20代30代のMRの求人を強化しているのがマイナビエージェント

マイナビエージェントの登録サイトはこちら 

製薬会社MR向けの転職サイト・転職エージェントについて、詳しくはこちらの記事で紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!↓↓

コロナ禍のMRにおすすめの転職サイト・エージェント8選!
2018年から始まった薬価制度抜本改革とコロナ禍の影響で製薬会社でのリストラは今後加速度的に増えていくことが予測されます。コロナ禍でやりがいを失ったMRの中には「転職」を考えている方も少なくありません。そこで転職歴4回の私がMRの皆さんにおすすめする「転職サイト・エージェント」をご紹介致します。

 

また薬剤師MRの方は、リストラを契機に調剤薬局薬剤師への道へ進み、コロナ禍でMRよりも遥かにやりがいを感じている方もおられます。

リストラを契機に退職し、現在調剤薬局薬剤師として活躍している元MRの薬剤師の先生2名にインタビューを行っております。同時に薬剤師MR向けの転職サイトもご紹介しておりますので、こちらも参考にして頂けますと幸いです。

MRから調剤薬局薬剤師への転職は?年収・やりがいをインタビュー!
製薬会社の全MRのうち5,000人強存在する薬剤師MR。早期退職(リストラ)を機会に調剤薬局薬剤師への転職を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしいきなり調剤経験がないのに転職はどうなのか・・?などなど実際にMRから調剤薬局薬剤師へ転職したお二人の先生にインタビューしてみました!

20代30台の若いMRは転職やキャリアアップを目指そう!

ヴィアトリスの20代、30代の若い世代の方は、早期退職(リストラ)を機会にパイプラインが豊富な製薬への転職を考慮するか、もしくは社内外でのキャリアアップを目指しましょう。

正直製薬会社でMRとしてモチベーションを保つことができるのは会社の「製品力」に尽きます。会社の福利厚生や給料が多少良くても製品力がないとモチベーションを維持することは困難です。

 

そして一度リストラが断行された会社では一度下がってしまった社員のモチベーションを上げるのには相当な時間と労力が掛かります。

 

実際にリストラには関与しなかった20代30代の若い世代のMRもその雰囲気に嫌気が差してきて、会社の将来性も合間ってモチベーションは駄々下りとなります。

そんな環境を変えたいと思った私は、たまたま今の会社にお声かけ頂いて現在に至っているのですが、リストラ後の会社の雰囲気は自分では変えることは出来ません。

 

変えることができるのは自分自身で環境を変えることだけです。

 

なので20代30代の若い世代のMRの皆さんには将来性のある製薬会社への転職や、社内外のMR以外の職種でキャリアアップを目指すべきです。

今求人のある会社は将来性のある会社です。コロナ禍かつ先行き不安定な製薬業界においてMR数を増やす会社なんて早々ありません。

 

転職サイトに登録して求人がきたら「ここが人生の分岐点」と捉え、人生の一大決心をするべきです。リストラ後の会社にいつまでも居残り続けている方はほとんどの方が「あの時辞めておけば良かった」と言います。

リストラ断行会社で転職やキャリアアップの機会があるならそのチャンスはすぐに掴むべきです。

 

コロナ禍では転職や環境の変化に不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。転職やキャリアチェンジのタイミング、リストラへの応募についても記事を書いていますので、ぜひ参考にしてください↓

コロナ禍での早期退職応募への判断は?リストラ体験者が語る判断基準とは?
コロナ禍で会社が早期退職を開始したら?あなたならこのコロナ状況下でどのように判断致しますか?現在の製薬業界の現状を踏まえて上で、リストラ体験者の私が判断基準について考察致します。

また上記でMRから調剤薬局薬剤師への転職の記事をご紹介致しましたが、リストラをきっかけに医療機器メーカーへ転職された方の体験談も記事にまとめてます。ぜひ転職をお考えの方の参考になりましたら幸いです↓

MRから医療機器への転職体験談!給料・やりがいをインタビュー!
最近MRやMSから医療機器メーカーへ転職される方が増えてきております。実際にMRから医療機器メーカーへ転職された方に給料や福利厚生、やりがいや研修内容などなど、ガッツリ聞いてみました。コロナ禍の今、これから医療機器メーカーへの転職を考えている方の参考になりましたら幸いです。

ヴィアトリスが早期退職発表!始動直後の会社でなぜリストラが?まとめ

コロナ禍で先行き不安定の中、500人と大規模なリストラを発表した「ヴィアトリス」

残念ながら現時点で「リストラ要員」の選別は終了してしまっております。「肩たたき」は免れることは出来ません。

 

しかし「肩たたき」を耐え抜くことは出来ます。「肩たたき」を耐え抜く対策についても記事を書いてますので、参考にされてみてください↓

製薬会社MR リストラを耐え抜く術!
今のご時世、どの製薬会社でもリストラ(早期退職)が発表されてもおかしくない状況です。いつ自分の身に降りかかってくるかわからないリストラ(早期退職)いざリストラが断行された時のために、リストラに耐え抜く術について、リストラの生の現場を体験した私がご紹介致します。

 

またヴィアトリス以外のMRの方も今後製薬会社のリストラは続くことが予測されます。

コロナ禍の今、すぐにできるリストラ対策としては、

 

①転職サイトに複数登録して自分の市場価値を把握しておく

②今後はMRだけではすぐにリストラ対象になってしまうので、今のうちに他部署への移動願いを出す

③今の会社に残りたければデジタルとリモートの達人になる

ことです。

 

皆様の未来が明るいのものなる様、気がついた時点で早めの行動を起こしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました