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2019サノフィが早期退職断行!もう6度目のリストラ!

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リストラ体験談と対策

フランスの大手製薬会社「サノフィ」がリストラ(早期退職)を断行するとのニュースが流れました↓↓

仏サノフィ、日本法人で約200人削減へ=関係筋
仏製薬会社サノフィ<SASY.PA>の日本法人が約200人の人員削減を計画している。事情に詳しい関係筋が明らかに...

サノフィが頻繁にリストラ(早期退職)を行っているのは業界内ではかなり有名な話ですが、日本でのその回数は実に6回目にもなります。これは他者を凌駕する驚異的なリストラ実施回数で有り、リストラが進む製薬業界内で更なる不安が広がっている。

今回6度目のリストラ(早期退職)を断行する「サノフィ」に一体何が起きているのでしょうか?サノフィの将来性とサノフィMRの今後に付いて考えて参ります。

6度目のサノフィリストラの内容

今回発表になったサノフィのリストラの内容は、対象となる年齢や時期、勤続年数や退職割増金など詳しくは語られてませんが、日本法人で200人、リストラ対象の内訳が営業(MR)が100人のほか、IT(情報技術)関連部門や人事部門で100人が対象のようです。

そして今回も対象となるMR部門は他者同様に「プライマリー領域のMR」のようで、スペシャリティ薬を扱っている「サノフィジェンザイム ビジネスユニット」のMRは対象外のようです。この内容から見てもお分かりのように、今の医薬品業界でいかにプライマリ領域のMRが必要とされていないかが良くわかります。サノフィのMRでも循環器や糖尿病領域に在籍していたMRでも早々に「ジェンザイム」に異動された方は、今後の転職を考えても良い選択だったのではないでしょうか?

サノフィの将来性は?パイプラインから読み解く

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ではサノフィの将来性はどうなのでしょうか?サノフィのパイプラインを見てみます。こちらはサノフィのホームページから抜粋した開発中の医薬品の一覧です。

コード]一般名 予定される適応症 開発段階国内
typhim Vi ワクチン(腸チフス感染症の予防) 申請準備中
dupilumab 鼻茸を伴う好酸球性副鼻腔炎 申請中
インスリン グラルギン+リキシセナチド配合剤 2型糖尿病 申請中
SAR342434 1型・2型糖尿病 申請中
SAR341402 1型・2型糖尿病 第III相
isatuximab 多発性骨髄腫 第III相
Neo GAA – avalglucosidase alfa 遅発型ポンペ病 第III相
PD-1 inhibitor – cemiplimab 子宮頸癌 第III相
SP0204 5混ワクチン(百日せき、ジフテリア、破傷風、ポリオ、ヒブ感染症の予防) 第III相
fitusiran 血友病 A 及び B 第III相
BIVV009 – sutimlimab 寒冷凝集素症 第III相
BIVV001 血友病 A 第II相
Neo GAA – avalglucosidase alfa 乳児型ポンペ病 第II相
olipudase α ニーマンピック病A/B型 – 酸性スフィンゴミエリナーゼ欠乏症 第II相
venglustat 常染色体優性多発性嚢胞腎 第II/III相
venglustat GBA遺伝子変異を有するパーキンソン病 第II相
venglustat ゴーシェ病 3型 第II相
SP0178 高齢者におけるインフルエンザの予防 第I/II相
SAR408701 結腸直腸癌・胃癌 第I相
PD-1 inhibitor – cemiplimab 非小細胞肺癌 第I相
SAR439859 乳癌 第I相

※出典:サノフィホームページから抜粋

 

見てお分かりの通り、インスリンなどの糖尿病の薬剤があるものの、そのほとんどがスペシャリティの製品です。他社同様にサノフィも今後はスペシャリティへの舵取りを行っていることは間違い有りません。

MRしか経験のない方は 適性診断「ミイダス」でMR以外の職種も考えるべき

当ブログでなんどもご紹介をしておりますが、変化の激しい現在の医薬品業界で「MRの経験しかない」という方は「リストラ候補」になってしまいます。変化への対応力がないとみなされてしまうからです。今回リストラ(早期退職)を発表したサノフィは過去に5度ものリストラ(早期退職)を断行しております。

すでに多くの社員が会社を去っており、今回果たして200人も応募が集まるのか?は疑問なところは有りますが、年齢が50歳以上でMRの経験しかない方は、事実上の「肩たたき」が起きても不思議ではない状況です。正直現在のMR市場は、どの製薬会社も人員削減を行っており、MRが市場に溢れかえっております。

 

一昔前までは「MR認定証」さえ持っていればどこの製薬会社にも転職できたのが、今ではほぼ紙切れ同然です。私も実際にリストラの生の現場を体験致しましたが、MRの需要の少なさに他業種を模索される方がたくさんいらっしゃいました。これを機械にご自身の適性を見出し、他業種へ挑戦されるというのも一つの手かと考えます。

 

ではどうやって自分の適性や他業種への適応を考えれば良いのでしょうか?最近ネットでそんな自分の適性能力や業種の適応に付いて判断してくれるサイトを見つけました。それが「ミイダス」です。

適性検査LP

「ミイダス」は、ご自身の市場価値を見出し、新たなキャリアパスを見出す「転職サイト」です。私も実際に登録して自分の適性チェックをしてみましたが、驚くほどに当たっております。。

 

登録は転職サイトにありがちなめんどくささは有りません。職務経歴書など経験スキル情報は、ほとんどが選択式となっており、10分程度で入力できてしまいます。基本的な学校名や企業名は記入するものの、ほとんどが選択式で選べて、負担があまりなく登録ができるというのが「ミイダス」の特徴です。

また登録してみて感じた特徴としては

①転職別、年齢別、学歴別の年収データ(200万人以上)をすべて公開していて、どんな人が、どんな仕事に転職できたかがわかる。
②職種別、年齢別、学歴別の転職ビフォー・アフターをすべて公開しており、自分が興味のある仕事に、どんなキャリアの人材が転職できているのか知ることができる。

というのが正直な感想です。

 

当ブログでは、転職サイトやエージェントに登録して第三者から様々な意見をもらって、ご自身の市場価値を見出すということも推奨させて頂いておりましたが、今はそれがネットでも出来てしまう時代になりました。転職サイトやエージェントに登録するに抵抗感がある!という方や、まだ転職は考えていないけどご自身の会社の将来性に不安が有り、今のうちに市場価値やキャリアパスを見出しておきたい!という方にもおすすめしたい適性診断・転職サイトです。

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2019サノフィが早期退職断行!もう6度目のリストラ!まとめ

2018年4月の薬価制度抜本改革から端を発した製薬業界のリストラ(早期退職)。外資系では日本ベーリンガーインゲルハイム、MSD、ノバルティスファーマ、ノボノルディスクファーマそして今回のサノフィ、内資系でもアステラス製薬、エーザイ、協和発酵キリン、鳥居薬品、大正製薬などでリストラが断行されました。内資外資問わず、また大手中堅問わずリストラ(早期退職)が行われるようになってしまいました。

特にプライマリー領域の薬剤がメインの会社のMRは、どの会社でいつリストラが断行されてもおかしくない世の中になり、今後益々プライマリー領域が中心の製薬会社は淘汰されていくことが考えられます。いざという時のためにご自身とそのご家族が路頭に迷わないために、今は安泰な製薬会社にお勤めでもリストラ対策は必須です。気が付いた今からすぐに対策を講じましょう!

 

リストラ(早期退職)の対策については、当ブログのカテゴリー「製薬会社 リストラ対策」で様々な対策をご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。

コメント

  1. 隠密同心 より:

    現役サノフィのプライマリィの正社員です。今回200人ですがMR100人、本社(内勤)100名の計200人です。明日(10月7日)から募集開始です。いろいろ考えましたが今回早期に応募することにしました。この会社にはお世話になりましたが潮時と考えました。同業への転職は現在皆無のため、思い切って全くの他業種での就職活動をすることにしました。このサイトは非常に参考になります!

    • ケル ケルベロ より:

      隠密同心様、コメントありがとうございます。苦渋のご決断をされたのですね。製薬会社での勤務経験は、大会社でのノウハウと営業スキルが必ず生きます。これから転職活動される方へ、私自身の経験を生かしてお役に立てるサイト運営を心がけて参ります。

      • 隠密同心 より:

        ケルベロ様
        ありがとうございます!またちょくちょくお邪魔させていただきます!

  2. 隠密同心 より:

    今回の早期退職制度にあたり、先週締め切られましたが募集人数に対し相当数足らない状況みたいです。会社は今回の人数を「絶対数」としているので余った方は必然的に「追い込み部屋」に追いやられる可能性が出てきたみたいです。周りの社員は不安の中仕事をしています。会社はどのような動きに出るのか注視したいと思います。

    • ケル ケルベロ より:

      隠密同心様、コメントありがとうございます。6度目のリストラとなると流石に応募する方も限られてきてしまいますよね。私もリストラの生の現場を経験致しましたが、リストラ後の会社の雰囲気は悪くなる一方で、結局モチベーションが上がらない時に、次の話が舞い込み転職を決断致しました。サノフィの今後の動きは業界が注視していると思います。

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