製薬会社各社のリストラ断行の話題が尽きない昨今。早期退職優遇制度を実施し始める製薬会社が増えて来ております。
会社は「早期退職優遇制度は手を挙げるか挙げないかは本人の自由。退職を強要することは決してない」ということを言ってます。しかし実際にリストラの現場を目の当たりにした私は、そうでないことを確信致します。
実際の早期退職優遇制度とは、企業が半年ほど前からあらかじめ辞めさせたい人物をリストアップしており、ABC分類をしております。具体的にはAは会社に残って欲しい人、Bは手上げしたら容認する人、Cは辞めて欲しい人、というように分類をしております。そして実際に上長との面接では、Aの方は1−2回の面接で終了、Bの方も辞めると言っても言わなくても2回で終了。Cの方のみ本人から「辞めます!」というまで面接が続きます。私も実際に6回以上面接を受けている方を目の当たりに致しました。
ここで何が言いたいのかと申し上げますと、どんなにハイパフォーマーの方でも既に終身雇用は保証されません。「会社は個人を守ってくれない」時代に突入致しました、ということです。これは製薬会社に越した話ではありませんが、世の中が売り手市場の今、製薬業界は真逆の現象が起きております。製薬業界はよりその要素が強いということです。
私は「会社が個人を守ってくれない」のであれば、必要以上に会社に尽くす必要はないと考えます。どうせ守ってくれないのであれば、その分今後の自分の将来のために時間を使った方が、よっぽど自分のため家族のためになります。
そこで「スキマ時間の有効活用について」提言致します。既に実行されている方も多いとは思いますが、「会社が個人の将来を守ってくれない」今、すぐに実行ことを提言いたします。もう待った無しの状況です。
製薬会社MRの空き時間の活用のすすめ!
転職歴4回の私の実感と致しましては、製薬会社MRの空き時間は他の業種の営業職に比べても、かなり多いと言えます。多くのMRの方は得意先間の移動時間を考えれば、内勤を除き1日に外で仕事をしている時間は2時間にも満たないかもしれません。これは大手製薬会社MRほど、MR数が豊富で担当件数が少なくので、多くなると実感しております。ならばその空き時間を有効に使おうではありませんか?
製薬会社MRの多くは、その空き時間にスマホゲームに没頭したり、昼寝をしている方が散見されるのも事実です。特に前者は最近スマホゲームの普及により、昔と比べてもかなり多くなったと実感しております。スマホゲームは私も多少やりますので、完全否定するわけではありませんが、せめて業務時間内は、仕事に関することをするべきです。
正直もう待った無しの状況です。2018年から2019年にかけて、多くの製薬会社でリストラが断行されるでしょう。空き時間や病院での待ち時間でスマホゲームをしているような方の未来は明るくないのは、お分り頂けると思います。そんな時間があるなら、その時間でぜひ自己磨きをしましょう!
隙間時間と就業時間前後で 読書をする
様々な教養を身につけるには読書は必須です。今後「製薬会社MR転職リストラにおすすめな図書」について記事を書く予定としておりますが、今後自社に残るにしても同業他社・他業種へ転職するにしても幅広い知識とスキル、そしてどんな苦境も乗り越えられるキャパシティと強靭なメンタルが必要になります。
しかしそれらは、今まで通りの日常生活を送っているだけでは身につけることが出来ません。様々な良書にも読書の必要性は言われておりますし、世の中の多くの成功者はみなさん読書家です。読書無くして今の会社に残っての出世や、他社への転職は成功致しません。
そんな私も社会人4年目までは全く本など読みませんでした。読書のきっかけは会社の研修でした。その研修で月1度の課題読書とレポートを提出させられてから、読書がいかにも自分に足りないものを補ってくれるのかを教えてくれました。
それからというもの月に最低3冊は本を読むようにしております。私の場合は朝の就業時間前と就業時間終了後にカフェで2時間ほど読書するのが日課になりました。仕事と一緒で習慣化してしまえば、苦にもなりません。カフェ代を投資だと思えば、楽しくて仕方ありません。
またお昼休みなどのスキマ時間にも読書をすることをおすすめ致します。具体的な本の内容はというと「自分に足りないと感じているもの」や「今自分が興味があるもの」で構いません。ちなみに私は「自分が今興味があるもの」「売れている図書」「自分の趣味」で本を選んでおります。中身は違えど、身につく教養はそれぞれで違いますし、確実にキャパシティが広がってるのがわかります。
今までスマホゲームに費やしていた時間を「今後の自分の未来のため」にキャパシティを広がる読書を始めましょう!
隙間時間と就業時間前後で 資格の勉強をする
別の記事でも書きましたが、以前は転職に有利に働いた「MR認定資格」は今後全く役に立たなくなります。であれば今の職場で使えて、さらに今後転職することになった際にポータブルできるスキルを今のうちに身につけておきましょう!
製薬会社MRにおすすめな資格に関する記事はこちら↓
関連記事でも書きましたが、私はこの3年間で製薬業界の未来を悲観していくつかの資格を取得致しました。それもスキマ時間を活用して取得致しました。そのスキマ時間とは「読書」の項目でも書きました、就業時間前の1時間や就業時間後の2時間カフェに篭ったり、あとはほんの少しの待ち時間などを活用して勉強致しました。
今いる会社に一生忠誠を誓う!というのであればさらなる自社製品のスキルを磨くのが良いかと思います。しかしどんなにハイパフォーマーであっても今は会社が個人を守ってくれない、終身雇用を約束してくれない時代になりました。リストラはいつどこで誰が遭遇してもおかしくないご時世です。
「私は大丈夫!」と思うのではなく、常に危機感を持って製薬会社MRだけのスキルだけではなく、他業種に行っても使えるスキルを今のうちに身につけておきましょう!
製薬会社MRはスキマ時間を有効活用しよう! まとめ
何度も申し上げまして大変恐縮ですが、会社は個人を守ってくれない時代です。「私は大丈夫」という方こそ危険です。残念ながら危機管理がなっておりません。私は会社から突然リストラを開始するとの宣告を受けて、実際に早期退職優遇制度という名の「肩たたき」されるたくさんの方を目の当たりにしてきました。
実際に自分には「肩たたき」はなかったものの、そんな状況を目の当たりにしたことで「会社は個人を守ってくれない。ならば自分で道を切り開こう!」と感じたのです。またいつリストラが始まるかわからない会社のために100%MAX仕事をするくらいなら、今すぐ「自分磨き」を始めるべきです!
自分のスキルを向上させるために「読書」、他社に転職しても組織に活かすことができる「資格取得」を今すぐ始めましょう!
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