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MRにお酒の付き合いは未だにあるのか?

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製薬会社の内情

MRって夜のお付き合いが多くて大変そう・・』

これ未だに他業界からお勤めの方からよく言われます(笑) 2012年に医療関係者との接待が全面禁止になってから早7年。それでも製薬業界の営業職「MR」には接待が多いというイメージが付きまとっております。それは長年にわたって製薬会社と医師の間で行われたある種の悪しき「慣習」が未だに払しょく出来ていないのです。

その典型的な例として実際にテレビドラマでは未だに医師と製薬会社の間では会食が行われ、癒着している、つまり製薬会社のMRが悪者のようなイメージで登場してしまっております。しかし実際の製薬会社MRの生現場ではお酒の付き合いは残っているのでしょうか?今回は「製薬会社MRには未だにお酒の付き合いがあるのか?」について語って参ります。

製薬会社各社に残る5,000円ルール

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2012年4月に医療関係者との飲食接待が全面禁止となった製薬業界。しかしその時になんとも微妙なルールが残りました。それは「情報提供活動に伴う飲食なら可能」「一人当たり5,000円まで可能」となりました。このルールは会社によっては一切禁止しているところも有りますが、未だに製薬業界に残っている微妙なルールです。

5,000円と言っても世間では結構な出費の飲み会代金です。しかし1万円以上の高級料亭などで接待づけにされてきた医師にとっては、5,000円の飲食は自分自身のレベルを落とされた気分にさせてしまうので、このルールになって以降、世間の目もあることから積極的に行っているMRは見たことがありません。

社内勉強会(社外講師・社内臨床講座)や講演会の後、慰労会という名の飲み会がある

ただ例外も認められてます。飲食接待は禁止になったものの、医師や薬剤師が講師となり製薬会社MRの知識向上のために行われる「社内勉強会(社外講師・社内臨床講座などという言い方もある)」のあとの接待は、「慰労会」という名のもとに実施が可能となっております(これも禁止になっている製薬会社もあり)

これが所謂「接待の抜け道」になってます。会社によって上限金額は違いますが、大概は一人単価1万円位までは認められてます。医師による社内勉強会の後の慰労会では従来から行われてきた「接待」同様の飲食が可能になるため、2012年4月以降、製薬会社各社はこぞって社内勉強会を行うようになりました。

 

社内勉強会&慰労会を行うことによって必ずしも自社製品の処方が増えるというわけでは有りませんが、酒の席では人の「本音」を聞くことが出来ます。特に普段なかなか面会出来ない医師とコンタクトを図るのには有効な手段かもしれません。ただ社内勉強会後の慰労会にも今後メスが入るのではないか?というのは常に言われております。酒で処方を増やそうとする考え方が、すでに古い考えと言っても良いかもしれません。

講演会の後の情報交換会での酒類の提供もある

社内勉強会の後の慰労会以外にも医療関係者に酒類を提供出来る機会が講演会後の「情報交換会」です。

講演会後の「情報交換会」は、医療関係者のみに酒類が提供されますので、製薬会社MRは完全にホストかホステスです。ただし酒の力を借りることによって普段ゆっくり話が出来ない医師や薬剤師から「本音」を聞くことが出来るというメリットが有ります。これはこれで有効な手立てかと思います。

 

ただ昨今の製薬業界を取り巻く環境の変化によって講演会後の「情報交換会」を止めて、「弁当提供」に変更する製薬会社が最近では多くなってきております。これは出来るうちにやっておいた方が良いかもしれません。

得意先主催の忘年会や納涼会は未だに多く存在する

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更に得意先が主催する「忘年会」や「納涼会」などで、医療関係者と酒を酌み交わすことがあります(これも会社によっては行事参加を全てダメとしている会社もあります)

病院規模ではほとんど無くなりましたが、未だに開業医を中心に「納涼会」や「忘年会」が行われ、クリニックの会に関わらず圧倒的にMRの数の方が多くて、会費も1万円以上と明らかに「スタッフの分も含まれているだろ!」と思うような会費を徴収するところも少なく有りません。

 

そこでMRは一発芸を披露させられ、どんちゃん騒ぎをするというのが通例でした(最近は一発芸もほぼ無くなりましが)私はこの仕事をしながら酒があまり得意では有りません。むしろ睡眠の質を下げるので、嫌いです(笑)なので昔から得意先の忘年会や納涼会を避ける傾向に有りました。ただ忘年会や納涼会に出ないからと言って処方が落ちたかといえば、そうでは有りませんでした。

もしかすると飲み会にフル参加していたらもっと実績を残せたかもしれませんが、イベントに出ないと処方を大きく変えるような医師は所詮患者さんや医療に対しても、真剣に向き合っておりませんのでそんなもんです。そんなので処方が変わる医師に通い詰めるくらいならしっかりと患者さんや医療に向き合っている真剣な医師に行った方がMR冥利に付きます。イベントの参加可否によって処方を変えるような、そんなクリニックには訪問する必要はありません。

医薬品卸MSとの飲み会も未だに存在する

そして製薬会社MRのパートナーでもあり取引先でもある医薬品卸MSとの飲み会も未だに存在しております。

少し前までは「新製品の発売前の決起会」などと評して医薬品卸との飲み会をよく行ってました。しかし医薬品卸MSも暇ではありません。最近では「働き方改革」によってMSの働く時間にも縛りが設けられてきておりますので、製薬会社MRよりも遥かに多忙な医薬品卸MSは飲み会を敬遠する傾向があります。

 

更に新薬発売前に決起会をやったところで、売り上げは一時的に上がるかもしれませんが、その後返品の嵐になるということが多々あり、結局は処方が劇的に増えるということもほぼ有りません。医薬品卸MSも最近は販売情報提供ガイドライン適応によって、そのような「詰め込み営業」はしなくなりました。

 

飲み会をやったところで意識付けも難しくなり、MSからも敬遠されていることから、これももうやらなくても良いかもしれません。ただ未だにおじさん世代のMRや特約店担当者の間では「MSと飲み会をやると売り上げが伸びる!」と思っている方が未だにいるのが事実です。医師や医薬品卸MSに「酒を飲ませればこっちのもの」という古い考え方の方は、もう時代遅れです。私の経験からも酒やゴルフで作った人間関係は仕事には役立ちません。それは多くの方が感じてらっしゃると思います。

医薬品卸の談合事件に代表される様に、医薬品卸業界もこれから大変革の時を迎えてます。医療関係者との飲食接待が禁止なのに医薬品卸との飲み会が可なのが、果たして世間が見たら理解してくれるでしょうか?既に医薬品卸との飲食接待やゴルフコンペなどのイベント参加を禁止している製薬会社も有りますが、今後は談合時間を皮切りに、医薬品卸に対してもメスが入る可能性は高い状況と言えます。今後はお酒で作った人間関係ではなく、エビデンス重視の時代になってくるということを自覚しましょう。

MRにお酒の付き合いは未だにあるのか?まとめ

接待が全面禁止となって早7年、未だに抜け道が多いというのが製薬業界です。しかしそんな抜け道もいずれは淘汰されることは間違いありません。お酒に頼る営業スタイルから脱却しましょう。

「MRは酒に強くなければいけないのか?」というご質問を多く頂きます。結局のところMRは酒に強くなくても、飲み会が減った今、全く飲めなくても「製品知識と周辺知識×コミュニケーション能力」さえあれば製薬会社MRとして十分にやっていけます。

 

またMRはどうしても給与水準が高いため、社員同志やMR同志の飲み会が多いのは事実です。しかし酒嫌い私は、ここ10年くらいほとんど1次会で帰ってます。それも歓送迎会などの恒例行事以外の飲み会は一切参加しません。酒に弱い私は、酒が入ることによって睡眠の質が悪化し、次の日のパフォーマンスが下がるのを自分自身でわかっているためです。

 

それで人間関係が壊れてたことは一度もありません。そして「こいつは1次会で帰る」と思われるようになると、誘ってこなくもなります(笑)二次会に行く時間があるのなら、その時間を激動の未来のための投資に使った方が、今後を生き抜く上では効率的です。人それぞれ価値観は違いますが、製薬業界の未来はそれだけ悲観しなければならない程まできていると思います。生産性のない飲み会に行くくらいなら、いざという時に後悔しないために将来のために時間を使いましょう!

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