製薬会社MRリストラ体験談!実際の面接とその時の会社の雰囲気は!?

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リストラ対策

2015年以降、製薬会社各社で早期退職制度という名の「リストラ」が次々と行われております。リストラが次々と行われる背景には、「国のジェネリック国策化80%」「薬価改定による大幅引き下げ」「新薬が生まれにくくなってきている」ことが挙げられます。

 

2017年以降リストラを断行した製薬会社は「MSD」「大日本住友製薬」、2018年に入ってからは「サノフィ」「日本ベーリンガーインゲルハイム」「大正製薬」、そして2018年末には「アステラス製薬」も600人規模のリストラを行うことを発表しております。

 

私は実際に早期退職制度という名のリストラを断行した会社に所属していたことがありました。その時実際にリストラの生の現場を目撃しておりますし、自分の会社が定めた「リストラの対象範囲」に入っておりましたので、上長との面接も実際経験しております。

果たしてリストラを断行する会社の雰囲気とはどのようなものなのでしょうか?リストラ発表から早期退職制度を利用した方が、退職されてからの雰囲気など、これからどの製薬会社でもリストラが発表されてもおかしくない昨今、みなさま気になる部分かと思います。そこで今回はリストラ断行前後の社内の雰囲気などの実際について、ご紹介致します。これは製薬会社に限らず起こっている事ですので、どの業種の方も参考にして頂ければ幸いと存じます。

早期退職制度という名のリストラ 実際の中身とは?

別の記事でも書きましたが、早期退職制度は最終的にはあくまでも「手あげ制」です。会社が提示する条件に基づいて退職を検討してくれるのなら「手あげ」して、というのが早期退職制度の基本です。しかし実際のリストラの現場はそんなに甘いものではありませんでした。

以前こちらの記事にも書きましたので、ぜひご覧ください!↓

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リストラ発表時に会社から「対象年齢と入社年」などを条件に、早期退職制度に該当する社員は全員上長との面接を設定されます。その面接では特別退職金の金額が提示され、「どうするのか?」を聞かれます。

 

そして悲しい事実がここに…1回目の面接時のその時には既にあなたは「残って欲しい人か?そうでない人か?」が選別されているのです。早期退職制度(リストラ)には一般的に三分類されていると言われております。

 

それはABC分類と言われ、Aが「絶対に残って欲しい人」Bが「手上げしたら容認する人」Cが「絶対に辞めて欲しい人」に分類されております。その分類はリストラ断行の約半年前からリストアップが行われていると言われており、万が一リストラが発表になって急に仕事を一生懸命したところで、既に時遅しなのです。

早期退職制度(リストラ)発表後の面接期間の社内の雰囲気 モチベーションの著しい低下!

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会社からリストラが発表されたらそれはそれは社内の雰囲気が重苦しくなります。まずは対象者全員が上長との面接を1回以上必ず行うのですが、1回もしくは2回で終わる人もいれば、2回以上面接を設定される人もおりますので、「もしかして自分はリストラされるのでは?」と気付く方が出てきます。

 

誰もが初めは「どうせ手上げ制でしょ?」と思っていたのが、上長との面接で「自分は手を上げなければならないのか?」という状況に追い込まれて行きます。これが早期退職制度という名のリストラの現状です。そして社内では面接が1回で終わる人と、3回以上設定される人では明らかに溝が生まれます。

上記で記載致しました通り、面接が1回もしくは2回で終わる方がA(絶対に残って欲しい人)、2回もしくは3回で終わる方がB(手上げしたら要因する人)、3回以上の面接が設定される方はC(絶対に辞めて欲しい人)ということになります。

 

リストラを断行した会社では、顧客を伴う実際の仕事内容はどうなるのでしょうか?手上げする人もしない人も心に大きな傷を負いますので、会社からの指示、そして売り上げ目標をやり遂げようという気持ちが当然起こらなくなります。会社の方向性は愚か、社員のモチベーションは大幅に低下致します。

そして手上げして早期退職を選択された方は、次の仕事のことを考えなければいけませんので、今の仕事どころでは無くなります。退職までの仕事内容が疎かになるのはもちろん、会社に恨みすら持って退職される方もおりますので、顧客を伴う仕事であれば十分な引き継ぎすらされないまま退職される方も出てきます。人間の心情としてはわからなくもありません。

早期退職制度(リストラ)を利用された方が退職されてからの社内の雰囲気 社内の忠誠心がなくなる! モチベーションもさらに低下!

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リストラのダメージは早期退職制度で手上げをされた方が退職されてからもしばらく尾を引きます。自分も対象者となり面接を行った事、そして信頼する仲間たちが早期退職によって会社を去ってしまった事による心のダメージはしばらく続きます。

 

そうなると会社への忠誠心は確実に無くなります。中には一念発起して気持ちを新たに仕事に取り組む方もおりますが、ほんの一部です。特に上長との面接で「退職を促された」方で、手上げをしなかった方への仕打ちは酷いものがあります。希望しない部署やエリアへの配置が行われ、徐々に自主退職するように追い込んで行きます。

また張本人も会社の仕打ちや、面接で「辞めるように」促されたことで、会社への忠誠心がほぼ失われます。また悪循環は「残って欲しい人」へも波及致します。過去一度リストラを行った製薬会社はもう一度リストラを行うことが多くなってます。となると、どういうことが起こるかと申し上げますと、

 

「どんなに結果を出していても、いつかは自分もリストラの餌食になる」

 

と思うようになり、会社への忠誠心は愚か、仕事に対するモチベーションも大きく低下致します。実際にリストラが行われた会社の社員を見てますと、明らかにやる気がないのがわかります。リストラで人数が減って得意先が回りきれないということもありますが、得意先や特約店で急に見かけなくなることがあるのが現状です。

 

またリストラを行った会社のその後として、「社内での潰し合い」が起きます。特に製薬会社で40代以降でMRの経験しか無いような方は、同業でも転職が厳しいのが現状です。となると何が起こるのか?というと「今の会社での生き残り」をかけた社内競争が始まります。

明らかな上長へのゴマすりや、過剰な自己アピール、そして同年代社員の揚げ足取りが始まります。これほど愚かなことはありませんし、これが更に若手のモチベーションを低下させます。社員は社内営業に没頭し、肝心の顧客志向は何処へやら、これで社内の売り上げが良くなる訳もありません。

 

更に悪循環は続きます。そもそもリストラの矛先は給与水準が高い「管理職」に向けられる場合が大半です。そうなると「管理職」の方は自分の雇用を守ることに精一杯になります。「社内営業」に没頭し自分を守ることで、部下の育成どころではなくなります。また社内にすら居場所が無い方は、退職を迫られることになりますので、部下育成どころでは無くなります。これでまだまだ将来性のある若手社員が育たなくなります。

 

リストラを行った会社というのはすぐには立ち直ることは出来ません。むしろ悪循環へと末路をたどる場合がほとんどです。せっかく残った若く優秀な人材も、40代以上のMR経験しか無い社員の本来の「顧客志向の営業」ではなく、「社内営業」などの内向きな仕事を見て嫌気が指して、早期退職制度に関係なく次々に辞めて行ってしまいます。 リストラを行った会社は、早期退職募集期間終了後も負の連鎖が続き、その後も早期退職に関係なく、優秀な方は次々と辞めていってしまいます。「無駄な社員を削った」会社としては、これでは本末転倒です。

製薬会社MRリストラ体験談!実際の面接とその時の会社の雰囲気は!? まとめ

今までリストラを行った会社で、「社内の雰囲気が上向いた」「業績が改善した」という話は聞いたことがありません。リストラを行う会社は「業績不振」や「将来性のなさ」が断行の理由ですので、残された社員は更に不安になるとともに、モチベーションの低下、社内への忠誠心も無くなります。

となると、残った優秀な社員の方は「将来性」や「製品力」のある会社へ転職活動を開始致します。特に製薬会社は「製品力」が社員のモチベーションをも左右する生命線です。「製品力」が無い、もしくは低下してきたからリストラを行うのです。

 

製薬会社のMRにとって「製品力」ほどモチベーションに左右するものはありません。自社の製品を信用し、製品に自信がなければ、医師や患者へその恩恵を伝えることは出来ません。リストラによって社員のモチベーションを低下させ、更に「製品力・将来性のなさ」が更に優秀な社員の方を転職へと導きます。

 

製薬会社に限った話ではありませんが、今いる会社の「製品力」や「将来性」がなければ、他社への転職を考える時にきていると思います。すでにリストラを断行している会社の方、そしてこれからリストラが断行さえる可能性のある会社の方は、リストラの現状をご理解頂けたと思います。何度も申し上げますが、リストラ断行会社の未来は決して明るくありません。社内の雰囲気も確実に悪くなり、モチベーションも大きく低下致します。転職の向けての備えを今すぐすることをおすすめ致します!

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