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MRのプレゼンスキル向上はリストラ対策にもなる!

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リストラ体験談と対策

2019年に入ってからも製薬会社各社からリストラ(早期退職)の話題がつきません。特に社員に優しいイメージのあった協和発酵キリンと鳥居薬品、そしてバイエル薬品のリストラ発表は衝撃的でした。またMSDは4回目のリストラを発表し、年配のMRの方は途方にくれております。

 

今まで当ブログでも様々なリストラ対策をご紹介して参りましたが、現在製薬会社MRとして出来る身近なリストラ対策は「プレゼンスキル向上」ではないでしょうか。転職サイトに登録する、また様々な資格を取得する、デジタルを極めるなどのノウハウをご紹介致しましたが、医療機関の訪問規制が進み、面会回数も限られる中で一回あたりの面会と説明会でのインパクトを上げるには「プレゼンスキルの向上」が必須です。そして今MRの方は仕事の一貫でもあり、手軽に出来る「プレゼンスキル向上」はリストラ対策にもなります。

現在私はプレゼンにかなりの自信があります。それは昔、諸先輩方から徹底的にプレゼンスキルを叩き込まれたのと、現在でもプレゼンに挑む前に事前練習を欠かさない為です。そしてそのプレゼンスキルの自信が昇進試験や転職の際の面接にも大きく役立ち、4回の理想的な転職を果たすことができました。そこで今回はリストラ対策にもなるプレゼンスキルを高めるために私が実践してきたことをご紹介致します。

CAREER CARVER

プレゼンスキル向上の前に、説明会実施前には得意先への事前リサーチは欠かさず行う!

完璧なプレゼンテーションを行っても、スライドの内容が得意先の的を得ていなかったら元も子もありません。昨今の医療機関の訪問規制の強化によって医師や薬剤師との面会の機会を得られることは、過去よりも難しくなり、ましてや説明会を規制する病院やクリニックまで出てきております。

そんな中、説明会を実施できるということは、普段面会が困難な医師に薬の詳細な説明が完璧にできる絶好のチャンスなのです。そして説明会の時には普段とは違って薬や治療についてのディスカッションも出来ますし、医局の説明会であれば普段面会困難な医師とのコミュニケーションも可能になります。そんな説明会を失敗するわけにはいきませんよね。

 

そこで説明会前に大切なことが「事前リサーチ」です。説明会前に必ず説明会窓口の医師や薬剤師と面会し「薬の何を知りたいのか?」「普段の治療で疑問なこと?」など自社製品にまつわることの周辺情報を収集しておくことは、説明会で医師が腑に落ちて自社製品を処方してくれることに大きく繋がります。

 

これをしないとただ「数をこなす」だけの説明会で終わってしまって、MRのマスターベーションになってしましいます。プレゼンスキルの向上も必要ですが、まずは事前リサーチ力を磨くことも、今後MRとして勝ち残るのに必要な能力と言えます。会社から数を求められる説明会ですが、今後は質にも拘って実施しなければ、説明会の機会すら貰えなくなってしまします。

医薬品卸MSから製薬会社MRに転職した直後のプレゼンはひどかった!

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私の社会人のスタートは医薬品卸MSでした。医薬品卸MSは製薬会社MRと比較してもコミュニケーション能力は必要だとしても、得意先の製品紹介などは製薬会社MRが行うため、プレゼンスキルは求められておりませんした。その後製薬会社MRに転職した時に、医薬品卸MS時代に見てきた製薬会社MRの見よう見まねでプレゼンをしようと思っても出来ない・・

それはそれはひどいプレゼンでした。。MRの製品説明会のプレゼンにはスキル以前に、その説明会を実施する得意先のバッググランドを把握しておく必要があります。これを把握して置かなければ、的を得ない、ただのマスターベーションなプレゼンに終わってしまいます。上記で紹介した「事前リサーチ」ですね。

 

MRになりたての頃は、プレゼンスキルは愚か、得意先のバッググランドすら把握しないまま説明会にのぞみしどろもどろになったのを記憶しております。流石にこれはまずい!と思って自ら立ち上がって対策を講じたのが下記の「プレゼンスキル向上」のための対策です。

週に一度 先輩にプレゼン練習に付き合ってもらった

そこで初めてMRとして転職した内資系製薬会社では、自ら志願して先輩MRに毎週1回、朝にプレゼン練習をして指導して頂く機会をもらいました。これを半年続けた結果、自信を持って説明会に望むことが出来ました。

プレゼンを上達させるコツは、もちろんスライド構成もありますが、一番は人に見てもらうことです。自分はうまくやっていると思っても、他人から見たらひどいプレゼンだということは良くあることです。

 

MRになりたての頃、3ヶ月の研修を得て現場に出てから半年後に同期で集まってのプレゼンコンテストがありました。自信満々にプレゼンをしている同期のプレゼンがひどいのなんの・・当の本人は「同期の中で一番!」くらいの気持ちで堂々としておりましたが、周りから見ると1枚1枚のスライドの連続性がなく、1枚1枚の説明で終わっていて、なんの脈絡も感じずに頭に入って来ないという内容でした。

 

当の本人がプレゼンの欠点に気が付いていない!というのは本人が一番かわいそうなことです。プレゼンに自信のない方、医師や薬剤師に内容が伝わっていないな?と思った方は、ぜひ先輩や同僚にプレゼンを見てもらう機会を自ら作りましょう!

製品説明会の前の日は自宅でブツブツ練習会 家族にもプレゼンを聞いてもらう

私は半年間先輩にプレゼンを見てもらいましたが、それでも完璧な自信が持てませんでした。そこで行ったことが、説明会前日に自宅でブツブツプレゼン練習をするということを実践致しました。

家族にもプレゼンを聞いてもらう、と言っても製品の内容は家族は医療関係者でない限りは全く理解出来ません。なので聞いてなくてもブツブツプレゼン練習するということを続けました。家族はどう思っているかはわかりませんが・・ただ私の家族からは「ここはこう言った方が伝わるのでは?」とアドバイスを頂きましたので、プレゼン内容というよりは言い回しや伝え方の勉強になると言った方が良いかもしれません。

 

あと私は一時期月曜日から金曜日までホテル宿泊のフル出張をしていた時期がありました。その時は会社支給のプロジェクターをホテルに持ち込んで、ホテルの壁に写して模擬説明会をしてました。そうして本番でも緊張しないように常に練習を欠かしませんでした。

特に若いMRの方におすすめのプレゼン練習方法です!j

製品説明会当日も駐車場でブツブツ練習会

これは今でも続けている私のプレゼン練習方法です。最近では説明会時のお弁当を得意先にダイレクトに運んでくれる「ぐるなび」や「スターフェスティバル」などの弁当宅配業者のシステムが発達したおかげで、MRが直接お店まで弁当を取りに行く手間と時間を省けるようになりました。

そこでその余った時間を活用して、説明会の1時間前には病院やクリニック周辺の駐車場に到着して、営業車の中でブツブツプレゼンタイムを作る、ということを私は今でも行っております。ここまでやっておくと、当日は相当自信を持ってプレゼンに挑めます。また「このDrならこのスライドでこのような質問をしてきそうだな」ということを妄想できる時間としても有効活用出来ます。

 

弁当を取りに行く時間がなくなった今、そのスキマ時間で説明会前の最終予行練習をしませんか!

講演会でのドクターの言い回しは非常に参考になる!

私がプレゼンの言い回しで参考にしているのは「講演会でのDrの言い回し」です。昨今「販売情報提供ガイドライン」が適応され、2019年10月から本格施行されます。もちろん添付文書に沿った言い回しをしなければならないのですが、講演会での医師の言い回しは、とても参考になります。

ぜひ実際の講演会やWeb講演会での著名Drの「言い回し」や「フレーズ」を気にしてみてください。

政治家の演説も参考にする!

政治家の演説もプレゼンスキル向上にはとても参考になります。著名な医師の講演会では「言い回し」や「フレーズ」が参考になりますが、政治家の演説では独特の「間の取り方」や「強調すべきところの声のトーンを変える」ということがありますよね。これは普段の説明会でも「マネ」できる大きなポイントです。

強調したいスライドはゆっくり話したり、声のトーンを変えてみたりと、いうことに応用出来ます。ぜひ政治家の演説を聞いてみた際には、その点を気にして聞いてみてください!

プレゼンスキル向上はリストラ対策にもなる!まとめ

上記でご紹介したプレゼンスキル向上対策を行うと、相当自信を持って説明会や会議でのプレゼンテーションに挑むことが出来ます。またプレゼンスキルの向上はリストラ対策にもなります。今後製薬会社MRとして勝ち残っていくためにも、またいざ会社がリストラを発表した際にも、プレゼンスキルが高ければ必ず勝ち残れます。

CAREER CARVER

医療機関の訪問規制や説明会規制が進む昨今では、説明会は数だけではなく、質が評価される時代が必ずやってきます。そこで勝ち残るのは質の高い説明会をしてきたMRの方です。またプレゼンスキルの向上は、上司や面接官との面接力も上げます。人に説明するというスキルとしては同じものになりますので、いざ転職することになっても面接を勝ち上がることにも繋がります。

 

スキマ時間が多くなったMRの方は、これを機会にさらなるプレゼンスキル向上に磨きをかけましょう!

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