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転職歴4回の私が検証する「生え抜きほど転職したがらない」理由とは?

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リストラ体験談と対策

私の社会人人生は医薬品卸MSがスタートでした。そこから内資系MR→外資系本社内勤→外資系MR→外資系本社内勤管理職という道を歩んでおります。

 

毎回転職のタイミングは人生の一大決心でもあり、たくさん悩んできました。今までお世話になった先生方、同僚や同期、そしてせっかく地域に馴染んできた家族を一緒に異動させること罪悪感を感じることもありました。

しかし4回の転職全ての決断が正しい選択だと思っております。

 

現在製薬業界を取り巻く環境は少子高齢化に伴う医療費削減によって、薬価制度抜本改革が行われ、毎年の薬価改定とジェネリック医薬品80%国策化、地域フォーミュラリーの推進が行われております。

 

その影響は甚大で、薬価改定の度に薬価が下がることによって億単位の売上減少、新薬創出加算品の削減により大幅薬価ダウン、そして売上ウィイトの高い薬剤にジェネリック医薬品が出たものなら売上は8割近く落ち込みます。

製薬会社が生き残る道は「製品力」と「パイプライン」に掛かっていると言っても過言ではありません。多くのMRの方は「この会社の将来性は大丈夫かな・・」「リストラはいつ起きてもおかしくない状況」と、コロナ禍も相まって不安な日々をお過ごしのことと存じます。

 

会社の将来性が不安にも関わらず、多くのMRの方が何かと理由につけて「転職に踏み出せず」におります。

私は今まで多くのMRの方に「転職のメリット」をお伝えして参りましたがほとんどの方が何かと理由をつけて「転職」を拒んできました。しかしその大半の方が「あの時辞めておけば良かった」と後悔しております。

 

そんな「後悔」している皆さんには、ある共通した特徴があることが分かってきました。

転職に踏み切れずに「後悔しているMR」の特徴を私の体験談からご紹介致します。

 

該当する方がいらっしゃいましたら、要注意です。ぜひ何かと「転職出来ないこと」を言い訳にしている方の「転職に踏み切る」参考にして頂ければ幸いです。

生え抜き期間が長ければ長いほど居心地良くて辞めない

「新卒入社で生え抜き期間が長ければ長くなるほど居心地が良くて辞めない」これは転職したくても転職しない一番の言い訳ではないでしょうか。

今在籍している会社の将来性が明らかに不安(主力品のジェネリック発売とパイプラインのなさ)なのに将来有望な会社に転職を決断出来ない方の大半は「居心地の良さ」からくる「環境を変えたくない」ことです。

 

それでいつか会社がリストラを断行した時には、このような方のほぼ100%が「あの時辞めておけば良かった」と言います。

 

当ブログでも再三申し上げておりますが、内資系企業といえどももはや「終身雇用」という考えは崩壊しております。今どの製薬会社も「定年まで勤め上げよう」というのは不可能に近いです。

「将来性はないけど居心地が良いので辞める必要がない」と思っている方は要注意です。

 

今の製薬会社は内資系・外資系関わらず突然トップが交代になることがあります。トップが変わるとガラリと社内の組織や雰囲気が変わり、今までリストラを断行した事のない会社でも突然社員を切り出したりします。

 

現に2020年にリストラを断行した武田薬品がその典型です。もはやどの製薬会社でもリストラ断行の可能性があります。一生会社にしがみ付こうなんて思ってはいけません。

勤務地や家族を言い訳にする

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私にも家族がありますので、この理由は良く分かるのですが・・ それでも転職歴4回の私からすると言い訳にしか聞こえません。

私も過去転職をする際に勤務地の居心地が良いのと、家族が地域に馴染んでしまっていることで転職を悩んだタイミングがありました。

 

しかし転職を後押ししたのが「どちらにしても今の会社にいても全国どこに行くかわからない」ということ。もしかすると転職しなかったとしても、同じタイミングで異動になるかもしれません。

 

製薬会社に勤めていると「エリア勤務限定制度」などを選択していない限りは基本どの会社も「全国転勤」です。

「同じタイミングで異動になった」と思えば、転職なんて怖くありません。どちらにしてもいずれどこかに住居を構えたとしても転勤は付き物です。その辺腹を括りましょう。

 

あとは「家族」を言い訳にする方もかなりいらっしゃいます。ご両親の介護やご家族に病気の方がいらっしゃる方もおりますが、それでも会社によっては「制度が充実」しているところもあり、転職しても考慮してくれる会社もあります。ほとんどの製薬会社では生命関連企業ということもあり、その辺りは充実しております。

仕事よりも家族を優先されるのも理解できますが、それでもいざ会社でリストラが断行されて路頭に迷ってしまったらそれこそ家族も路頭に迷ってしまうことになります。

 

転職しない理由を「勤務地」や「家族」にしていませんか。本当にそれが理由なのか自分自身に問いかけてみましょう。

同期や同僚にお世話になったと言い訳にする

これも「生え抜き社員」に多い言い訳の一つです。「お世話になった先輩がいるから・・」「自分が辛かった時に会社に助けてもらったから・・」というものです。

これも4回の転職を経験した私から言わせると、人間関係を言い訳にしているに過ぎません。

 

そもそも会社の仲間とは言ってもそのほとんどが「利害関係」なのです。私の4回の転職経験からも言わせると、「辞める」と言った瞬間に会社の身の回りの「9割」の人が離れていきます。

残り1割の人とは今でもお付き合いがあります。それは4回の転職全てでそう感じました。所詮会社の人間関係なんてそんなものです。「仲間」と思っていた人のほとんどが「利害関係」なのです。

 

それを割り切ってしまえば「お世話になった人がいるから辞められない・・」なんて思わないはずです。本当に人間関係が構築できているのであれば、上述した通り一生涯に渡って関係が続くのですから。

 

もう「人間関係」を転職できない言い訳にするのは辞めましょう。

プライマリーMRは人間関係を言い訳にする

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競合の多いプライマリー製品を扱う製薬会社のMRにとって「その製品を使うか?使わないか?」は正直人間関係に寄るところが大きいと言えます。

ただ今はスペシャリティやオンコロジー製品の台頭によって、人間関係ではなく「製品力」や「エビデンス」で薬が売れる時代となりました。

 

ただずっと「プライマリー」の経験しかない方は、いまだに先生方との「人間関係」に拘ります。上述した会社の人間関係を断ち切りたくない、のと同様です。

「せっかく構築した人間関係で売り上げが伸びて楽出来ているのに転職したくない」という方がいらっしゃいますが、もはや人間関係で処方が出る時代でもありません。コロナ禍で今までのように訪問が出来なくなった今、まさにそれを実感されているMRの方は多いのではないでしょうか。

 

時代は「製品力」と「エビデンス」だということを肝に銘じて会社の将来性を考えてみましょう。

生え抜きほど後々転職に不利になる。まずは市場価値を見出してみましょう。

「生え抜きほど後々転職では不利になる」これは4回の転職を経験した私が実感していることです。

その最大の理由は「一社で同じ組織のルールでしか仕事をしたことがない方は、コロナ禍で環境の変化が激しい時代に変化に即対応が出来ない」というものです。

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つまり「転職経験のない方は、環境の変化に順応することが出来ない」というレッテルを貼られております。今まで転職が盛んに行われてきた製薬業界において、ターニングポイントで転職してこなかった方は、変化に順応しなかった・出来なかった方ということになります。

生え抜きでも様々な部署を経験されている方はまだ潰しが効くかもしれませんが、MRしか経験のない方、特にプライマリーの経験しかない方は、まさしく「市場価値」がないと言っても過言ではありません。

 

2018年から現在までに多くの製薬会社でリストラが断行されました。今でも市場にダブついているのは「プライマリーの経験しかないMR」です。なかなか製薬業界で働きてくても働き口がないと言います。

生え抜きのMRの方は、いつか会社でリストラが訪れます。その時に丸腰では必ず路頭に迷います。転職サイトには複数社登録して、今すぐ転職する気がなくても自分の市場価値は把握しておくべきです。

 

ではどの転職サイトに登録すれば良いのか?ということですが、MR向きの転職サイトを私の方でまとめております。ぜひご参考にして頂けますと幸いです↓

【コロナ禍】MRの転職におすすめのエージェントやサイトは?転職歴4回の私が厳選するおすすめ8選!
2018年から始まった薬価制度抜本改革とコロナ禍の影響で製薬会社でのリストラは今後加速度的に増えていくことが予測されます。コロナ禍でやりがいを失ったMRの中には「転職」を考えている方も少なくありません。そこで転職歴4回の私がMRの皆さんにおすすめする「転職サイト・エージェント」をご紹介致します。
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転職歴4回の私が検証する「生え抜きほど転職したがらない」理由とは?まとめ

生え抜きMRの方の多くは心の中で「転職したい」と内心思ったことがある方が大半です。そして居心地の良さや人間関係再構築の面倒くささから「転職したくない」と思っている方も多いが現状ではないでしょうか。

図星だという「生え抜きMR」の方は要注意です。「居心地が良い」「転勤したくない」「家族を移動させたくない」「人間関係を一から構築したくない」というのは全て言い訳です。

 

製薬業界で4回の転職を経験した私が言えることは、上記「転職したくない言い訳」の方のほぼ100%がいざ会社でリストラが行われた時やその後に「あの時辞めておけば良かった」と後悔されております。

MRのモチベーションの源は「製品力」と「パイプライン」です。その両方とも該当しない製薬会社は居心地が良くても将来性はありません。

 

将来性のない製薬会社は、上記「転職したくない言い訳」をしているうちに必ずリストラが起こります。近い将来後悔しないためにも転職サイトには必ず登録して、今の自分の市場価値を把握し、早めに転職の決断することをお勧め致します。

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