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アフターコロナでMRリストラが加速?今後製薬業界で生き残る為の条件とは?

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新型コロナ

新型コロナウイルスの感染拡大によってテレワークが長引く製薬業界。緊急事態宣言も解除され、徐々に経済活動も再開すると思われますが、医療業界はそう簡単に通常活動と行かないのが現状かと思います。

通常通りのMR活動はすぐには出来ないでしょう。と言うか通常通りのMR活動はもう戻ってこないでしょう。

 

新型コロナウイルスによる医療機関の訪問自粛によって、今後は「オンライン面会」や「オンライン講演会」、そして「デジタル」での情報提供が主流となっていく流れが出来てしまいました。

 

となると現在全国に6万人弱いるMRは、徐々に淘汰されていく事は間違いありません。そして比較的安泰と言われた製薬業界も新型コロナウイルスによる受診抑制によって業績への影響をじわじわ受けそうです。

IQVIAジャパンは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴う受診抑制などで、2020年度(20年4月~21年3月)の国内医療用医薬品市場は薬価ベースで3030億円~2530億円縮小するとの市場予測を発表致しました。

20年度国内医療用薬市場 新型コロナ影響で3000億円減を予想 一般患者の受診抑制響く IQVIA | ニュース | ミクスOnline

 

新型コロナウイルスによる市場規模の縮小に加えて、毎年行われることがほぼ決まっている薬価改定の影響、大型製品のジェネリック置き換えの影響などによって、今後リストラ(早期退職)を断行する所が出てくるでしょう。

 

当ブログでは再三「リストラ要員」にならないための対策や条件を述べて参りましたが、「アフターコロナ」の環境下でリストラされないための条件と対策について、改めて考えて参ります。

環境の変化に順応できる「順応力」と幅広い「キャリア」

今後製薬業界で生き残っていくためには、ズバリ「変化に順応する力」が大事です。これは製薬業界で4回転職した私が身を持って体感した「リストラされないスキル」の一つです。

当ブログでも再三申し上げておりますが、「環境の変化に順応できる人」でないと、もはや製薬業界で生き残っていくことはできません。

 

いつまでも古い営業・仕事スタイルに固執している方、「デジタル」や「リモート」への営業スタイルの変化を好まない方・否定している方は、リストラ候補になってしまいます。

 

私は以前在籍した会社でリストラの生現場を経験致しました。

私が以前在籍した会社では、リストラを断行する1年ほど前から会社がデジタルを導入し始めましたが、リストラまでの1年の間にデジタルを否定しまくっていた人は真っ先に「リストラ候補」になってました。

 

「会社」としては、超流動的な時代に変化を好まないネガティブな人には去って欲しいのです。私のリストラ体験記はこちら↓↓

【MR・MSが参考になる】リストラ体験談!製薬会社での面接現場と会社の雰囲気を語る!
製薬会社MRの実際のリストラ現場とは?4回の転職とリストラの生現場を経験した私が、実際の面接内容とその時の会社の雰囲気について体験談をご紹介致します。

 

あと環境の変化に強い方 = 転職歴がある方 と言うことになります。欧米では転職歴が無いと「変化に順応出来ない人」と言う烙印を押され、転職すら出来ません。

 

日本では一昔前と比べ、転職がかなり寛容になりました。「転職は悪」という考え方自体が古い考え方であって、それこそ変化を受け入れ無いということになります。

 

「転職歴」のある方はとにかく環境の変化に強い!というのが私の印象です。

転職すること自体が非常にメンタルをやられますが、苦境を乗り切っていること、いろんな変化を他社で経験してきていることで、ちょっとしたことではへこたれないのです。

 

終身雇用が約束されない今、「同じ会社に居続ける」ことがリスクにもなります。

 

同じ会社に居続けることほど楽なことはありません。仕事環境も変わらなければ、周りの働くメンバーも変わりませんので、転職しないのが一番楽です。

しかし環境変化の激しい時代においては「同じ会社に居続けること」=「変化に順応出来ない人・変化したくない人」というレッテルを貼られる時代となりました。

 

新型コロナウイルスの影響で今転職するのはリスキーではあります。しかしキャリアアップできる「良い転職話」があるのであれば、今すぐキャリアを磨くべく行動に移すべきです。

CAREER CARVER

また「MRの経験しかない人」は今すぐ他部署へ異動願いを出すべきです。「キャリア」同様に「キャパシティ」も広くないと、変化に対応出来ないと世の中は見做します。

 

MR減少時代にMRの経験だけでは製薬会社で生き残っていくことは出来ません。変化に順応できる「順応力」と幅広い「キャリア」。それが製薬会社で生き残っていく対策の一つになります。

部下や同僚のモチベーションを上げる「マネジメント能力」

新型コロナウイルス感染拡大によってテレワークが長引いている環境下、多くの社員が不安でしょうしメンタル不調を来しております。

そんな不安な環境下でも社員のモチベーションを上げることができる「マネジメント能力」を兼ね備えた社員は、会社にとっても重宝される存在ですし、会社もリストラしたい人材ではありません。

 

私はこんな時が来ることを見越して「メンタルヘルスマネジメント検定」資格を取得致しました。

 

私が取得したのは、自らのメンタルヘルス対策の推進を行う一般社員および新入社員向けの「Ⅲ種」という合格率75%くらいの比較的簡単なものですが、この資格があるのとないのとでは雲泥の差です。

そもそも「資格」という「肩書き」があるのとないのとでは人の見方が大きく変わります(ただの資格ホルダーでは意味ありません)

 

そして「肩書き」以外に「メンタルヘルスマネジメント検定Ⅲ種」では、自らのストレスの状況や状態を把握することにより、メンタル不調に早期に気が付き、自らのケアや必要であれば周りに助けを求めることを目標としてます。

 

なので、自分のメンタル不調の把握と合わせて、他人のメンタル不調にいち早く気がつき、アドバイスや提案をする知識が身につきます。

新型コロナウイルスの影響でテレワーク期間が長引き、会社メンバーとのコミュニケーションも疎かになる中、まさにアフターコロナで真っ先に求められるスキルが「メンタルヘルスマネジメント」かと思います。

 

製薬会社各社は近年厳しい経営環境の中、成果主義の徹底やマネジメントの強化、さらには複雑化する人間関係などから、働く人々の職場でのストレスと心の病は年々増加傾向にあります。

 

それに加えて今回の新型コロナウイルスによって、社員とのコミュニケーション疎遠、ご家族との関係悪化など、今まで以上に一人ひとりの部下や同僚のメンタルに気を使わなければいけません。

「メンタルマネジメント」は一つによって部下や同僚のモチベーションを上げることが出来、実績を向上することも出来ます。

 

今の会社で出世するにしても、転職するにしても「メンタルヘルスケアマネジメント」は持ち運びできるポータブルスキルにもなりますので、アフターコロナで取得しておきたい資格です。

 

「メンタルヘルスマネジメント検定」については詳しい記事を書いてますので、こちらを参考にして頂けますと幸いです↓

製薬会社MRに今後必要な資格とは?パート1
いざリストラが発表された時に、「MR認定証」しかなかった…そんな方を多くお見かけして参りました。そこで最近は何か資格をと資格を取得する方が増えてきておりますが、製薬会社MRが転職するにあたりポータブルスキルとして活用出来る資格をご紹介!

自分にしか持っていない「専門性」

「MRの経験しかない人は真っ先にリストラ候補」というのがリストラの生現場を経験した私の体感です。

もしMRの経験しかなくても「私は他人にはないスキルを持ち合わせている!」と胸を張って言えるでしょうか。

 

何か他人と比べて目に見える違うスキル「専門性」を持ち備えている方はどこに行っても活躍できますし、どこにでも転職出来ます。

 

上記でご紹介した「メンタルマネジメント」も「専門性」であり、他人との決定的な違いになります。

 

そして製薬会社でいう「専門性」とは他部署での経験です。「本社営業部門」「マーケティング」「MSL」「学術担当」「特約店担当」など、MR以外の職種を経験することです。

繰り返しになりますが、専門性を高めるには「MR」の経験だけでは先が持ちません。他部署に異動願いを出す、転職して違う職種を経験すると言った「MR以外のスキル」を身につける必要があります。

 

「MRで専門性を高める」と仰る方もおりますが、オンコロジー やスペシャリティの経験があっても路頭に迷ってしまう時代です。

 

もはや領域は違えど「MRだけのスキル」では製薬業界で潰しが効きません。MR以外の職務に付けるのであれば、今すぐ異動願いを出して「MR以外の専門スキル」を磨くべきです。

3つのリモート(デジタル・オンライン講演会・リモートディテール)を使いこなせるスキル

新型コロナウイルスの影響でテレワーク期間が長引く中、「時代はリモート」ということに気がついた方は多いはずです。

 

アフターコロナで待ち受けてるのは従来のMR営業スタイルではなく「新しい生活様式」ならぬ「新しい仕事様式」です。

「新しい仕事様式」とは、三密をさけた3つのリモートツール「デジタル」「オンライン講演会」「リモートディテール」です。

 

新型コロナウイルスと直に関係するMRという職は、他業種よりも感染対策を講じなければなりません。

 

その一方で先生方や患者さんにとって最善の治療や有益有害な情報はタイムリーにお伝えすることがMRの職務です。

直接面会出来なくても何かしらの形で情報提供を行わなければ行けません。それが今のご時世では「リモート」になります。

 

ウィズコロナの環境下がしばらく続くことが想定される中、3つのリモートは今後益々普及するでしょうし、進化を遂げるでしょう。

 

製薬会社MRで居続けるためには3つのリモート「デジタル」「オンライン講演会」「リモートディテール」から逃れられませんし、今後3つのリモートを使いこなせるMRで無いとリストラ候補と言っても過言ではありません。

もはや「リモートディテールやオンライン講演会はニーズが無い」「そもそも先生方はリモートやるほど暇では無い」と言うMRは、リモートを「出来ない」「受け入れがたい」言い訳に過ぎません。

 

環境の変化を受け入れ、環境に順応するMRのみが生き残る時代だと言うことを強く自覚するべきです。

ではこの3つのリモートを上手く使いこなすためにはどうすれば良いのか?について、それぞれ記事に書いてますので、ぜひ下記記事を参考に3つのリモートスキルを磨きましょう!

【アフターコロナ】MRは「デジタル」と「オンライン面談」に慣れておくべき!
アフターコロナの医師や薬剤師の先生方へのアプローチ方法は確実に変わります。テレワーク期間中に身に付けておくべきスキル「リモートディテール」とエリア単位での「Web講演会企画」について考えてみました。
【MRアフターコロナ】「オンライン講演会」の手順を考える!
「アフターコロナ」で製薬会社MRを待ち受けているのは従来のMR営業ではありません。「デジタル」「オンライン面談(リモートディテール)」そして「オンライン講演会」です。今後MR活動の主流になる「オンライン講演会」について考えてみます。
【MRアフターコロナ】リモートディテール実体験で分かったオンライン面談のメリットデメリット!
アフターコロナで今後のMRの活動の主流となるかもしれない「オンライン面談」賛否両論ありますが、実際にリモートディテールしてみたメリットとデメリットを考えてみました!

アフターコロナでMRリストラが加速?今後製薬業界で生き残る為の条件とは?まとめ

新型コロナウイルスの影響で好不況に影響されないと言われていた製薬業界ですら、徐々に売り上げへの影響が見られてきました。

アフターコロナで製薬業界で生き残っていきためには「変化への対応力」「幅広いキャリア」「専門性」「リモートスキル」が必要です。

 

特に「幅広いキャリア」を形成するためには「転職」することは必須です。それでもどうしても転職に踏み切れないのであれば、覚悟を決めて社内で「幅広いキャリア」を構築するべきです。

その代わり、ある程度の年齢になって社内でリストラが断行されたとしても、社外に逃げ道がないことは覚悟をしてください。

 

そのことを肝に銘じた上で誰にも負けない社内での「専門性」を高めることを今から実行致しましょう。

 

それでも「会社に自分のスキルを生かす場所がない」とか「パイプラインが気弱でモチベーションが保てない」ということであれば、私は転職活動を行うことをおすすめ致します。

だって製薬会社での仕事のモチベーションは「パイプライン」そしてそれに伴う「やりがい」なのですから。

 

製薬会社にお勤めのみなさんは、流石に転職サイトに登録していないという方はいないと思いますが、万が一転職サイトにまだ登録していないという方は、今すぐ転職サイトに登録しましょう。

 

転職サイトに登録することでエージェントから自分の市場価値を客観的に判断してもらい、自社に残ってキャリア形成をするべきか?他社に転職してキャリアアップするべきか?が分かります。

 

まだ転職サイトに登録していない方向けに「製薬会社MR向けのおすすめ転職サイト」の記事を書いてます。ぜひ参考にしてみてください!↓↓

【コロナ禍】MRの転職におすすめのエージェントやサイトは?転職歴4回の私が厳選するおすすめ8選!
2018年から始まった薬価制度抜本改革とコロナ禍の影響で製薬会社でのリストラは今後加速度的に増えていくことが予測されます。コロナ禍でやりがいを失ったMRの中には「転職」を考えている方も少なくありません。そこで転職歴4回の私がMRの皆さんにおすすめする「転職サイト・エージェント」をご紹介致します。

 

人生一度きりです。これからの人生を後悔しないためにも、また製薬会社で働き続けるためにも、一歩踏み込んだ行動を今すぐ開始致しましょう!

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