ノバルティスが営業所を廃止!営業所のない生活・仕事の実際をインタビューしてみた!

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新型コロナ

ノバルティスファーマが医薬品業界に先立って様々な改革を起こしてます。つい先日はMRの聖域と言われた「オンコロジー 領域」のリストラ(早期退職)を実施。さらに今後は、2015年1月時点で国内に76あった営業所をすべて廃止することを発表致しました。

ノバルティス 営業所を廃止 全国6事業所に集約 「新しい働き方の実現」へ | ニュース | ミクスOnline

 

営業所を無くすことで多方面から様々な反響がありますが、実際に「営業所のない仕事と生活」はどうなんでしょう?

私自身すごく気になったので、実際に営業所のない製薬会社MRの方にインタビューしてみましたので、営業所がないことでのメリットデメリットを聞いてみましたので、今後の考察を含めてご紹介致します。

 

新型コロナウイルスの感染拡大によって緊急事態宣言が全国に拡大された今、ほぼ全てのMRが在宅勤務(テレワーク)をされていることでしょう。

 

つまりノバルティス同様、今限定的に「営業所がない状態」と言えます。今皆様が置かれている状態にも当てはまることと存じますので、凄く参考になるかと思います。

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メリット①:朝無駄に会社へ行かないこと働き方が自由になる

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基本直行直帰のMRですが、会社によっては一度営業所や支店に立ち寄ってから卸や得意先に行く、また毎週月曜日は精算や会議のため、必ず朝出社しなければならないという製薬会社が多いのが実情かと思います。

 

「営業所が廃止」になったメリットとして、「朝の無駄な通勤時間を有意義に使える」ようになったそうです。

 

製薬会社MRの大半は営業車を自宅まで乗って帰れますので、都会でも基本的に研修とか会議ではない限り満員電車に乗って通勤ということはほぼあり得ません。

しかし地方都市でも会社までの車通勤に1時間近くかかっているMRも私の身の回りではおりました。東京や大阪などのこの往復の「通勤ロス」はすごく無駄な時間です。「通勤ロス」による経済損失も大きいとまで言われてます。

 

営業所や視点を廃止にすることで、会社までの往復時間に費やしていた時間を有効活用することが出来ます。その分家族との時間を有意義に過ごすことも出来ますし、今まで通勤に費やしていた時間を使って自己研鑽に励むこともできます。

 

営業所がある会社では基本MRはどこも直行直帰ですので、あまり営業所がなくなってもさほど変わらないという方もおります。しかし上司の目を気にすることがないという点は、ストレス軽減にも繋がるかもしれませんね。

メリット②:嫌な同僚や上司に会わなくて済む

人によっては「嫌な同僚や上司に会わなくなるので、ストレスを感じる機会が減った」と仰っている方がおりました。

 

MRは基本直行直帰なので、他業種に比べて遥かに会社には行かない職種です。なので同僚や上司に性格が合わない人がいたとしてもさほどストレスにはならないというのが、MRのメリットでもあります。

しかしどの製薬会社も若いMRは「なるべく会社に戻ってくるように」と言われるもの。会社に戻って嫌な同僚や上司がいたらそれはそれはストレスですよね。それがなくなるというだけでも営業所廃止は凄くメリットがあると思います。

メリット③:営業所の建屋代と駐車代が浮く

営業所や支店が廃止になることで、当然会社としては経費が格段に浮きます。

 

これは会社としての立場からのメリットですが、製薬会社の営業所や支店は都会でも地方都市でもどこでも、その街の一等地かつ一流企業が入居するビルに入っております。

なのでビルの賃貸料として月に数百万円、内勤のパートさんの給料、水道光熱費、コピー機のレンタル代、電話回線代、MR数十名の駐車場契約代など一つ営業所を構えるだけで莫大な経費が掛かります。

 

以下デメリットの方でご紹介致しますが、当然その代わり違う部分に経費が掛かって参ります。しかしこれら固定費がなくなるだけで会社としては月何十億円もの経費を削減することが出来ます。

デメリット①:精算が多くなる(印刷代・備品代)印刷する時も困る

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営業所が既にない製薬会社MRの方にインタビューしたメリットはそんな項目だけで、あとはほぼデメリットだと仰ってました(笑)ここからは営業所廃止によるデメリットをご紹介致します。

 

精算って面倒だし時間が掛かりますよね・・( ̄∇ ̄) 精算が多くなることで内勤時間が多くなることがデメリットだと仰る方がいらっしゃいました。

 

まずは講演会の案内文などの印刷代です。会社によっては簡易プリンターを渡されている会社もあるようですが、会社にあったレーザープリンターに比べると画質は格段に劣ります。

また簡易プリンターを渡されていない会社は、コンビニのプリンターを活用しているとのことですが、これも今まで会社で簡単に印刷していたものが、わざわざコンビニに行かなくてはいけないという物理的な煩わしさがあるようです。

 

自宅で使用するボールペンや用紙・封筒などの備品も会社指定のものが支給されているところもあるようです。

 

しかし備品を支給されていない会社は、都度購入しなければならず、これも今まで会社に全て揃っていた物がすぐにないという煩わしさや、都度精算しなければいけないという手間があるようです。

 

新型コロナウイルスの影響で企業間の書類のやりとりで「ハンコの押印・捺印」によって出社しなければいけないという問題が取り沙汰されてます。これもテレワーク(在宅勤務)の弊害で、今後見直されていくでしょうね。

デメリット②:コミュニケーションが低下。特に新人MRのフォローが大変

一番のデメリットがコミュニケーションの低下かもしれません。フェイス to フェイスで直接顔を合わせて話をするのがオフィスの良さであり、組織として会社に属しているという実感が沸く時でもあります。

新型コロナウイルスの感染拡大によって製薬会社MRの皆さんは在宅勤務をされていると思いますが、意外と孤独を感じている方が多いようです。いくらWebが普及していようとも、やはり直接会わないと相談できないことが人間ならあるはずです。

 

営業所廃止によってコミュニケーションが不足すると、仕事上様々なトラブルが発生致します。Webや電話では頻繁に連絡という訳には行かず、意見の相違や言った言わないと言ったことが頻発するようです。

また1番の問題点は若いMRの教育だそうです。OJTがメインとなるは、特にコミュニケーション不足が成長を妨げております。

 

また今の若いMR(こういうと何かと怒られますが^^;)は率先して上司や先輩に連絡してくる方が少ない印象があります。

 

こちらから連絡しないと連絡もない、率先して動かない、その結果営業所がないことでいつも相談できていたことができない、そしていつまでも成長しないといった弊害が生まれているようです。

しかしノバルティスの営業所廃止を皮切りに、そして新型コロナウイルスによる在宅勤務が長引いて「なんだ営業所必要ないじゃん」となると、営業所廃止に追随する会社は確実に増えると見ております。

 

今後はテレワーク(在宅勤務)しながら「どうやって若いMRを育てていくのか?」コミュニケーションやOJTの仕方を見直す時かもしれません。

デメリット③:モチベーション低下

これは意外な回答でしたが一人ぼっちだとモチベーションも徐々に低下していくそうです。営業所があると常に会社にいる誰かに会います。

 

その時にお互い日頃の出来事とかを褒め合うことで、みなさんモチベーションが高まっていることを「ひとりぼっち」になって初めて感じるそうです。

人間褒めて伸びる方ばかりです。それをわざわざ電話やWebの画面越しで褒められても、直接面と向かって褒められるのとではモチベーションの上がり方が違います。

 

特に上司の方は部下のモチベーション維持に気をつけなければいけません。頻繁に電話やWeb面談をやられても部下としては苦痛でしかありません。

かといって新型コロナウイルス蔓延期に直接会うことも難しい中、また今後製薬会社各社の営業所廃止が進むと予測される中、部下のモチベーションをどうやって維持向上するのか、新たなアプローチ方法を模索する必要があります。

デメリット④:Web会議時の場所に困る

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営業所が廃止されることで、今まで会議室に集まればよかったものの「家にWeb会議のために確保する場所がない」という方が多いようです。

お子様が小さい方は特に気になるでしょう。Web会議中に子供が部屋に入ってきたり大声で叫んだりと、とても会議に集中出来る環境ではないことはお察し致します。

 

私も現在在宅勤務状態にありますが、Web会議の時、家に居場所がなくて常に営業車の中からWeb会議に参加されているMRがおります(笑)

 

会議室すら借りることの出来ない昨今の状況と、万が一営業所が廃止になった時には、家族がその環境が当たり前だということに慣れてもらうしか方法はなさそうです。

デメリット⑤:郵送物を送る時に困る

営業所や支店があった時には会社の事務さんや所定の場所に置いておくだけで荷物や郵便物が送れました。受け取りも事務さんがやってくれましたので、実際MRの手間はほぼありません。

しかし営業所や支店がないと、この作業を全て自分で行わなければ行けません。郵送物があるたびにコンビニや郵便局へ行かなければ行けない、受け取りも家族がいらしゃればまだしも、一人暮らしだと受けてれないこともあります。

 

会社によってはヤマトや郵便局留めにしているところもあるようですが、これがなかなか取りに行けないとのこと( ̄∇ ̄)

 

「今まで誰かに助けてもらっていたからMR活動が順調に行えていたんだ・・」と思える瞬間です。まだ営業所や支店があって内勤者がいる会社については感謝しなければいけませんね!

 

「営業所や支店が無くなる」ということはもはや個人事業主と同じだと思っても良いかもしれません。

デメリット⑥:説明会の弁当廃棄に困る

基幹病院や大学病院を担当しているMRの方は、医局説明会の時の弁当の数がハンパじゃありませんよね( ̄∇ ̄)

 

今では宅配業者が廃棄弁当まで引き取ってくれるところもありますが、今までは宅配業者が引き取ってくれないと営業所や支店に持ち帰って弁当を廃棄していたのが、出来なくなったのがデメリットと仰ってました( ̄∇ ̄)

数個ならまだしも、二桁単位での廃棄数ともなると、自宅で処理しようものなら家族からのクレームは必至です。

 

コンビニのゴミ箱に捨てるわけにも行かず( ̄∇ ̄) 今後営業所が廃止された製薬会社のMRは、多く弁当を頼む場合は廃棄にも対応してくれる弁当業者に依頼するべきでしょうし、弁当屋も廃棄処理まで対応してくれるところでないと生き残っていけなくなるでしょう。

デメリット⑦:会社として意外と経費がかかる(印刷代・備品代・駐車場代・電話代)

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メリットの部分でご紹介致しましたが、会社としては「経費もカットされてMRの働き方も自由になる!」と言いますが、営業所や支店を廃止する事での今まで掛かっていなかった別の経費が思いの外、掛かっているようです。

上記でご紹介した印刷に要する各MRへの簡易プリンターの支給、内勤用の備品代、内勤するための駐車場料金、そしてWiFiのデザリングで膨らむ電話料金などなど、の経費が嵩むようです。

 

それでも都心の一等地の高層ビルの一角に事務所を

ノバルティスが営業所を廃止!営業所のない生活・仕事をインタビューしてみた!まとめ

結局デメリットの方が多そうですが、働き方改革が進む製薬業界において今後営業所や支店の廃止は進んでいく流れです。

ましてや新型コロナウイルスの感染拡大によって緊急事態宣言が延長されるか議論されているところですが(4月30日現在)、「営業所や支店のない生活」が今後も続くことが予測されます。

 

「営業所や支店の廃止」と新型コロナウイルスによる「在宅勤務(テレワーク)」は似たところがあり、MRも「在宅勤務(テレワーク)」に今のうちに慣れておく必要があります。

 

現在の在宅勤務(テレワーク)が将来の「営業所や支店の廃止」と思って、新型コロナウイルスによる在宅勤務(テレワーク)期間を準備期間だと思って過ごしましょう。

コメント

  1. 隠密同心 より:

    ついにノバも営業所がなくなるんですね。私も今年サノフィを辞めて現在は役所に勤務してますが、今年もリストラを加速させる会社が増えそうですね。

    • ケル ケル より:

      隠密同心様、コメントありがとうございます。新型コロナの影響で益々MRの必要性が問われてきてます。そしてノバルティスを皮切りに営業所廃止などの働き方改革も進みそうです。今までのMR活動はもう出来ないと考えます。

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