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【アフターコロナ】MRは「デジタル」と「オンライン面談」に慣れておくべき!

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オンライン面談

新型コロナウイルスの感染拡大によって2020年4月8日に緊急事態宣言が全国に発令、そして5月31日まで緊急事態宣言の延長が決定致しました。

 

製薬会社としての対応は、ファイザーがいち早く5月末までの医療機関や医薬品卸への訪問自粛を発表しております。さすが製薬業界のリーディングカンパニーです。

ファイザー 在宅勤務を5月末まで延長 感染源となるリスク回避へ | ニュース | ミクスOnline

 

新型コロナウイルスも長期化が予測され、テレワーク(在宅勤務)の出口が益々見えなくなって参りました。

新型コロナウイルスに関する政府の専門家会議の副座長、尾身茂・地域医療機能推進機構理事長は、こんなことを仰ってました。

 

「一定期間、この新しいウイルスとともに社会で生きていかなければならない。再度のまん延が生じないようにするためには、長丁場の対応をした、新しい生活様式の定着が必要になる。」

専門家会議「長丁場の覚悟必要」 接触減の継続求める - 日本経済新聞
新型コロナウイルスに関する政府の専門家会議は1日、緊急事態宣言後の外出自粛や休業要請などの対策について「当面、この枠組み維持が望ましい」との提言をまとめた。副座長を務める尾身茂・地域医療機能推進機構理事長は同日、東京都内で記者会見し「この感染症への対応は長丁場を覚悟することが必要だ」と述べ、引き続き...

 

安倍首相も「かつての日常に戻ることは困難」「新しい生活様式を取り入れるように」とも仰ってます。

 

つまり同じことが製薬会社MRにも言えます。かつてのように特に用事のない訪問、いわゆる「表敬訪問」はなくなり、新しいアプローチスタイルを取り入れるように、と言うことです。

全国の製薬会社MRが医療機関を訪問しなくなってから2ヶ月が経過しようとしております。正直ほとんどの医師や薬剤はMRの訪問がなくても困っていないといった意見が出てきております。

 

となると新型コロナウイルスが終息して日常が戻った時には、現在訪問禁止にしている医療機関がそのまま「訪問禁止」もしくは「完全アポイント制」になる可能性が十分にあります。

 

なので最近はどの製薬会社もそれを察知してか「新たなアプローチ方法」を模索し始めてます。そしてその新しいアプローチスタイルは、このテレワーク(在宅勤務)期間中に身につけなければなりません。

現在製薬会社各社が進めている新たなアプローチ方法とは?そしてテレワーク(在宅勤務)期間中に身につけなければならないスキルとは?

 

テレワーク(在宅勤務)期間が終わった時にリストラ要因にならないために、新たなアプローチ方法と身につけるべきスキルについて考えて参ります。

今後はWebが主流になる? 製薬会社各社が進める「リモートディテール」

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「リモートディテール」についてはすでに数社が動き始めております。「リモートディテール」とは文字通りWebを介して医師や薬剤師の先生に製品ディテールを行うものです。

しばらくは医療機関への訪問が禁止、もしくは自粛となる中、今後は「リモートディテール」が主流となり、ディテールカウントが欲しい製薬会社の立場から言うと、必須となる可能性もあります。

 

他の記事でも書かせて頂きましたが「リモートディテール」を行うには、元々医師との信頼関係が出来てないと、普通に考えても実施出来ません。

 

いきなり顔も知らないMRとテレビ電話使用なんて、患者でもないのですからやろうと思いませんよね。

 

しかし医師や薬剤師の先生との直接的なコンタクトが出来ない今、製薬会社各社では「リモートディテール」を新しい仕事様式にしようと躍起になってます。

数年前製薬会社各社が「デジタル」を導入し始めた時、現場のMRから猛烈な反発がありました。「デジタルで情報提供なんで馬鹿げている。俺は地道に足で稼ぐんだ!必要ない!」と・・

 

しかしその「デジタル」が新型コロナウイルスで医療機関に訪問出来ない今、唯一先生方と繋がっている手段として重宝されております。「あの時必死に嫌がる先生方からのメルアドをゲットしておいて良かった!」と・・

 

新型コロナウイルスが終息したとしても、製薬業界はかつての日常に戻ることはなく、MRが淘汰されていくことは間違いありません。

「MRが訪問しなくても情報は十分入ってくる」ことが新型コロナウイルスによる訪問規制で判明したからです。特に新薬が今後ない会社、新しいデータがない会社はMRが淘汰されることは間違いありません。

 

以前私が在籍していた会社でリストラ(早期退職)が行われた際に「デジタルを使いこなせていないから」と言う理由で肩叩きされたMRをみて参りました。

 

今後は「リモートディテールしてないから」と言う理由で、いざリストラ(早期退職)が断行された時には肩叩き要因になる可能性は十分に高い環境と言えます。

そうならないためにも今ご自身の会社で「リモートディテール」を推奨し始めたなら、ポジティブに捉えるべきです。

 

とは言っても上述した通り、ある程度の関係度が高い医師や薬剤師の先生ではないと「リモートディテール」は依頼しにくいと言います。

 

そこで今のうちに「この先生なら実施できるかも」と言う目星を立てておくと良いでしょう。

 

また「オンライン診療」を実施している先生は「オンライン」に慣れていることもあり、あまり抵抗がないとも聞いております。

現在新型コロナウイルスの感染拡大で受診抑制が行われており「オンライン診療」を開始する開業医の先生方が増えて来ております。そこで常に「オンライン診療」を実施している医療機関を調べておくと良いでしょう。

 

製薬会社各社の声を聞いていると「リモートディテール」はかつての「デジタル」を普及させようと製薬会社各社が躍起になった時の雰囲気に近いと感じております。

 

テレワーク期間中に会社のメンバーと「リモートディテール」の練習を率先してされるのも良いのではないでしょうか?

講演会もWeb形式が主流になる?

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「講演会も各エリアWebで実施しなさい!」と言い始める製薬会社も出て来ました。今後少人数であっても三密である講演会は数年は実施出来ないと考えた方が良いでしょう。

Web講演会自体はすでに製薬会社各社の主流になっておりますが、これまでのWeb講演会はあくまでも本社が企画しているケースが多かったと思います。

 

そして演者はオピニオンの先生、Web視聴はm3.comなどのメディカル系Webサイトを通じてできる、またMRから案内された場合は、医局の会議室などで弁当付きで実施出来ました。

 

私も以前良く先生方の当直を狙って夜に弁当付きでWeb講演会を実施致しました。しかしこれもこれから数年は実施出来ないでしょう。

今後講演会は「今まで地区で行っていた講演会をWeb形式で企画して実施しなさい」と言う方向になりそうです。

 

各地区でのWebを介した講演会は今後普及していくと見ております。新型コロナウイルスの感染拡大によって、医師との直接的な面会が出来ないうえに、三密である講演会なんて医師から懸念されることは間違いありません。

 

「リモートディテール」同様に、講演会も「Web講演会」へ移行していくでしょう。ではどのようにして各地区でWeb講演会を実施すれば良いのでしょうか?

ここで「デジタル」や「リモートディテール」を駆使する必要が出て来ます。

 

「デジタル」を介したメールのやりとりだけではWeb講演会は企画出来ませんので、「リモート」使って先生方とWeb講演会企画を説明する、などの手段として活用するのも手です。

工夫次第では十分に使える!デジタルとリモートディテール!

新型コロナウイルスの感染拡大によって全国の製薬会社MRの皆さんは、「デジタル」を駆使されている事でしょう。しかしデジタルも使い方次第で受けての先生方のインパクトは大きく変わって参ります。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴うデジタルの有効的な活用方法については、以前記事に書いてます詳しくはこちらを参考にして頂けますと幸いです↓↓

製薬会社MRの効果的なデジタルコンテンツ活用方法とは?
新型コロナウイルス感染拡大により全国的に在宅勤務(テレワーク)が推奨されている製薬業界。デジタルコンテンツを活用して医師や薬剤師に情報提供しているはず。しかし開封率やクリック率に苦慮しているMRの皆さんは多いとお察し致します。そこで開封率やクリック率を上げる秘訣をご紹介致します。

 

上記でご紹介した「リモートディテール」と「Web講演会」は「デジタル」があってこそ実施できるツールです。

 

その「デジタル」にネタがなければメールもコンテンツも送れません。そのネタとは「リモートディテール」や「Web講演会の企画」です。

しかしただのありきたりな「ディテール」では新型コロナウイルスの対応で忙しい医師や薬剤師の先生方は、どんなにMRと関係性が高くても受けてくれません。

 

そこで駆使するべきは「人」です。いくら「デジタル」や「リモートディテール」とっても一人で行うには限界があります。

 

「デジタル」や「リモートディテール」でネタがない時には「人脈」が頼りです。別の記事でも書きましたが、MSLや学術担当者からの情報提供は、先生方の受け止め方も大きく違って参ります。

自分の周辺を巻き込みながら「デジタル」や「リモートディテール」を駆使するとインパクトがありますし、先方からも受け入れてくれるでしょう。

 

また「リモート」を通じて先生方に「Web講演会」を打診する時も営業所長や支店長・部長(会社によって呼称は様々ですが)などに同席してもらい、上長から打診してもらう、など人脈をフルに活用しましょう。

 

このように「デジタル」や「リモートディーテール」も一人で使うのではなく、自分の身の回りの「人脈」をフル活用すると強力な武器になります。テレワークの時期だからこそ人脈を活用しましょう!

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【アフターコロナ】MRは「デジタル」と「オンライン面談」に慣れておくべき! まとめ

政府が発表してるように今後製薬会社MRに待ち受けているのは「新しい仕事様式」です。従来型の医療機関への目的のない表敬訪問や、先生方を一箇所に集めての講演会実施は無くなる可能性が高いでしょう。

「デジタル」はすでに製薬業界に浸透した感はありますが、特に上記でご紹介した「リモートディテール」と「Web講演会」も今後は、「やって当たり前、出来て当たり前」と言う時代になるでしょう。

 

「リモートディテールなんてニーズがない」とは言っていられない環境となるでしょう。

 

そして新型コロナウイルスによる影響が少ないと言われている製薬業界ですが、コロナが長期化すると「MR不要論」が加速し、リストラ(早期退職)が益々行われる可能性も今後は十分に高いと言えます。

 

いざそうなった時に「リモートディテール」実施や「Web講演会」企画力がないMRは、真っ先に淘汰されるでしょう。

そうならないためにもテレワーク期間中にどの先生に「リモートディテール」をどのようなネタでどんな人脈を活用してやってみようか?とか、

 

地区で「Web講演会」を実施するためには「デジタル」でこんなアプローチをして「リモート」で上長から企画の意義を説明してもらって・・など段取りを考えておいた方が良いでしょう。

我々が製薬業界で生き残るためには「変化に対応」する能力が必要です。「リモートディテール」に拒否反応が出るお気持ちもお察し致しますが・・ ポジティブに上手に活用していきましょう!

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