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MRから医療機器への転職体験談!給料・やりがいをインタビュー!

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医薬品業界を取り巻く環境は、2018年に始まった薬価制度抜本改革やジェネリック医薬品80%国策化、地域フォーミュラリーなど、少子高齢化に伴う医療費削減案が止まりません。

それに合わせてコロナ禍が追い討ちをかけ、製薬会社各社では早期退職(リストラ)が次々と発表されております。製薬業界での先行き不安定さからコロナ禍を契機に転職を考えている方も多いかとお察し致します。

 

ただ転職しようにも同じ製薬業界に目を向けてみるとほとんど求人がないと言うのが現場です。そこで最近MRからの転職で多いのが「医療機器メーカー」への転職です。

私の友人で実際にMRから医療機器メーカーへ転職した方がおりますので、色々インタビューして参りました(仮名:Aさん)

 

「医療機器メーカーってどうなの?」「MRから医療機器メーカーへ転職すると何がどう変わるのかな?」と思っていらっしゃる方、コロナ禍での転職にお悩みの方の参考にして頂ければ幸いです。

なぜMRから医療機器メーカーへ転職をしたのか?

ケル
ケル

今回MRから医療機器メーカーへの転職を実現したAさんにお話を伺います。まずプロフィールと転職の経緯をお聞かせください。

H先生
Aさん

私は人材派遣会社を経てコントラクト(CSO)MRの会社に入社して、20代後半まで某外資系大手製薬会社に勤務致しました。

 

その外資系製薬会社でのプロジェクト終了をきっかけに正社員になりたいと思い、転職サイトに登録しました。

 

当時はいくつかの製薬会社MRと医療機器メーカーが募集をかけておりましたが、医療機器メーカーの方が圧倒的にやりがいがあると思い、現在の某外資系医療機器メーカーへの転職を実現し現在に至っております。

 

 

 

ケル
ケル

なるほど!やはり医療機器メーカーはやりがいがあるのですね。ではそのやりがいを含めて、MRとの待遇の違いなどをガッツリ聞いて参ります!

実際の医療機器メーカーの仕事内容とは?

ケル
ケル

MRから見た医療機器メーカーの方のイメージは、先生方にめっぽう強くて、オペの立ち合いもして、一日中多忙だという感じですが、一日の流れは実際どうなのでしょうか?

H先生
Aさん

MRのように朝卸に行くと言うことはほぼありません。ただ医療機器メーカーも代理店(卸)を通じて医療機関に納品しており、オペのスケジュール管理を担っている代理店もありますので、日々代理店とのやり取りは欠かせません。

 

オペの立ち合いは必ずあります。どうしても都合がつかない時は代理店にお願いすることもあります。領域によっては機械の使い方から操作方法まで医師に指示することもあります。

 

基本に手技について分からないことや、自社製品に不具合が起きた時のためのオペ立ち合いです。

 

立て続けにオペが入っている時や、長時間オペの際にはずっと立ちっぱなしなのがキツイです。13時間立っていたことや帰宅が夜中になることもあります。

 

ただそれも場数を踏むことで慣れてきます。

 

コロナ禍でオペの数は少し減りましたが、それでもオペが無くなることはありませんので、頻繁に医師から呼び出されオペに立ち会ってます。

 

コロナ禍でリモート面談やリモートでの講演会、市民公開講座を開催する機会も増えましたが、医師も私達がいないとオペが成立しないこともあり、正直MRよりも確実に医師から重宝されていることは間違いありません。

 

ケル
ケル

オペの手技を指示もするんですね!コロナ禍でも医師から重宝されている、と言う言葉は今MRから医療機器メーカーへの転職を考えている方には非常に勇気付けられる一言です!

 

MRと医療機器メーカーの年収の違いは?

ケル
ケル

MRの皆さんはやはり転職の際に年収を気にされます。実際にMRの時と比べて年収に変化はありましたか?

H先生
Aさん

年収はガッツリ上がりました。正直コントラクトMR時は20代後半で650万ほどでしたが、今は30歳前半で1,000万を超えました。

ケル
ケル

えっ?!そんなにもらえるんですか?!正直MRから転職すると下がるという話を聞くのでそれは意外な回答でした。やはりインセンティブが大きいのでしょうか?

H先生
Aさん

そうです。圧倒的にインセンティブです。弊社は基本年俸制になっており、年俸は700万ほどなのですが、それに年4回のインセンティブが加算されます。

 

いかに先生方に自社製品を使ってもらうかでインセンティブの額が大きく変わるので、オペの立ち合い意外にもMR同様の営業活動も必死です。

ケル
ケル

年収が上がるのであれば、それだけで大きなやりがいにも繋がりますね!

MRと医療機器メーカーの福利厚生の違いは?

ケル
ケル

MRから医療機器メーカーへの転職で年収が上がったとのことですが、福利厚生の方はMRの時と比較してどうなのでしょうか?

H先生
Aさん

それが福利厚生は真逆で、圧倒的に製薬会社の方が良かったです。今の会社では家賃補助は一部支給されますが、製薬会社ほど手厚くありません。その分が年収に乗っていると言っても良いです。

 

ケル
ケル

担当エリアによっては家賃負担がキツイかもしれませんね。配属されるエリアによっては、家賃が全然異なってきますので、家族連れには場所によってはキツイかもしれませんね。

H先生
Aさん

そうですね。福利厚生だけを考えると圧倒的に製薬会社の方が恵まれております。単に年収額だけを比較しない方が良いと思います。

MRと医療機器メーカーのプライベートの充実さの違いは?

ケル
ケル

医療機器メーカーの営業といえばオペにも立ち合い、休日や夜中にも呼び出されるというイメージがあり、MRに比べると圧倒的にプライベートが無いようにも感じますが、実際はいかがでしょうか?

H先生
Aさん

私の部署は基本待機オペしかありませんので、休日や夜中に呼び出されると言うことはほぼありません。

 

またオペの立ち合いも、会社によっては新規納入から●回までと契約上オペ立ち合いの回数制限が設けられてますので、半永久的には続きません。

 

ただし医療機器を扱っている関係上、機械が取り付けられている患者さんとやりとりする機会もやり取りする機会もあり、たまに休日に連絡が来ると言うこともあります。

 

また領域によっては休日や夜中に呼び出されことがあります。それは整形外科領域です。交通事故や飛び降り自殺などによる骨折や外傷などの緊急オペの時に呼び出しがあるようです。

 

しかしそれは緊急時に対応するチームが当番制となっておりますので、毎回と言うことではないです。

 

ケル
ケル

まさに患者さんの生命を預かっているという使命感を感じる仕事ですね。私が思っていたよりもプライベートが阻害されないというイメージでした。

H先生
Aさん

そうですね。それでプライベートが阻害されるというものではありません。MRの時と変わらない休日を過ごすことが出来ております。

MRと医療機器メーカーの研修の違いは?

ケル
ケル

実際にオペにも立ち合い、医師に手技についても指示するとのことですので、MR以上に専門性が求められるのが医療機器メーカーの営業かと思いますが、製薬会社MRの時と比べて研修内容に違いはありますか?

H先生
Aさん

入社後の集合研修は半年にも及びました。その後先輩社員との立ち合い同行オペなどが半年間と、1年単位で研修を行いました。

 

集合研修を受けている時はホテル住まいだったのですが、週末自宅とホテルまでの往復の旅費は会社が負担してくれました。

 

私たちは医師に手技の指示まで行っておりますので、失敗は許されません。もし医療事故などが起こってしまった場合、最終的に医師の責任には成ってしましますが、私たちの責任も重大です。

ケル
ケル

そんなにも研修期間が長いんですね!MRは中途だと1ヶ月から3ヶ月の研修がほとんどだと思いますが、それだけ詰め込む知識も多いと言うことですね。

H先生
Aさん

集合研修以外にも日頃からのインプットもMR以上に多いと思います。

 

オペ中に先生から「この機械の位置はこれで良いんだよね?」「あと何センチくらい刺せば良い?」などと聞かれた時に、適当に答えるわけにはいきませんから、日頃からのインプットは重要です。膨大な量の情報に日々四苦八苦してます。

ケル
ケル

MRも日々の最新医療情報をインプットしなければいけませんが、MRと医療機器メーカーの違いは「実際に目の前に患者さんがいること」ですね。

 

患者さんの生命を預かっている使命感を感じますね。

MRと医療機器メーカーとの決定的な違いは?

ケル
ケル

コロナ禍でも医療機器メーカーの方は、オペの立ち合いに呼ばれるなど、コロナ禍前とあまり変わらないそうですね。MRと医療機器メーカーとの決定的な違いはなんでしょうか?

H先生
Aさん

まずは医師の懐の入り方が全然違います。先ほどもお話致しましたが、私たちは実際にオペの立ち合いの場で先生方に直接手技を指示することもあります。

 

なので医師からの信頼感がMRとは比べ物にならないくらいあることを感じてます。

 

あとは患者さんを目の前にしていることです。下手すると私たちの間違った知識で患者さんが目の前で医療事故にあってしまうことも考えられます。医療に関わる覚悟がMRとは圧倒的に違います。

ケル
ケル

患者さんが目の前にいるのは決定的な違いですね。MR以上に生命関連企業に勤めているという使命感を感じます。他に違いは感じますか?

H先生
Aさん

あと決定的な違いは製薬会社MRと比べると「数字のプレッシャー」は全くありません。医療機器メーカーは「詰め」などはありません。医療機関に必要な時に必要なだけ自社製品を届けます。

 

MR同様、自社製品を病院で使ってもらう活動はしなければいけませんが「詰め」のプレッシャーからは開放されました。その代わりに勉強が大変ですが・・

ケル
ケル

最近は販売情報提供ガイドラインの適応開始によって従来の「詰め」は無くなりましたが、まだ残っている会社も多いと聞きます。

 

確かに年度末のあのプレッシャーは半端なかったと記憶しております。医療機器メーカーの活動はまさに先生方や患者さん本意ですね!

 

MRから医療機器メーカーへの転職でおすすめの転職サイト「JACリクルートメント」

ケル
ケル

AさんはコントラクトMRから医療機器メーカーに転職した際、どちらの転職サイトを利用されたのですか?

H先生
Aさん

私はMRから医療機器の転職の際JACリクルートメント」を使いました。

 

今からちょうど2年前の話になりますが、当時はまだプライマリー・スペシャリティ・オンコロジーメーカーと製薬会社もたくさんありました。また医療機器メーカーもいつくか紹介された中で、今の会社を紹介してくれました。

 

製薬業界の先行きの不安とやりがいを考えた時に医療機器かなと思い、面接したらその時の面接官と意気投合!2回の面接ですぐに合否が出たため、即決致しました。

 

いくつかの転職サイト・エージェントに登録致しましたが、やはりJACリクルートメントが外資系の求人を中心に医療系の求人が多いと感じました。

ケル
ケル

私も当ブログで「JACリクルートメント」が外資系の求人が豊富だと言ってまいりましたが、やはりそうなんですね!みなさん、まだ「JACリクルートメント」に未登録の方は、ぜひ登録しましょう↓↓

JACリクルートメントの登録はこちら 

MRから医療機器メーカーへの転職アドバイス!

ケル
ケル

コロナ禍でMRから医療機器メーカーへの転職を考えている方にアドバイスがありましたらよろしくお願い致します。

H先生
Aさん

コロナ禍で「MRにやりがいを感じなくなった」と言う方には医療機器メーカーへの転職は絶対におすすめ致します。

 

コロナ禍でもオペとその準備のため、普通に病院へ立ち入ってますし、多少医療機関への立ち入り規制はあるとはいえ、私たちがいないことにはオペは成立しません。

 

コロナ禍でも医師や患者さんに必要とされていることでやりがいを感じることが出来ます。

 

ただMRから医療機器メーカーへ転職の際は相当な覚悟が必要です。先ほどもお話致しましたが、患者さんを目の前にしているため、時には死に至るようなケースにも遭遇致します。

 

患者さんの生死が自分の知識量に掛かっていると言っても過言ではありません。それくらいの覚悟が必要です。

 

脅しているようで申し訳ありませんが、責任感が大きい分、患者さんの治療に貢献しているという「やりがい」はMRよりも圧倒的に高いと思います。

 

転職は「やりがい」だけではなく「給料」や「福利厚生」にも左右されますが、いくら高い給料をもらっていても「やりがい」を感じなければ、モチベーションも上がりません。

 

医療機器メーカーは福利厚生に関してはMRよりも良いとは言えませんが、その分インセンティブに跳ね返ってきます。

 

コロナ禍の今でもやりがいを感じられる医療機器メーカーと言う仕事は同じ医療機関を訪問しているMRには絶対におすすめしたい職種です。

ケル
ケル

給料に比例する「やりがい」と充実感が得られるわけですね。そしてMRの経験がほぼ生きる仕事な訳ですから、今まさにコロナ禍でやりがいを失っているMRには最適な職業かもしれませんね。

MRから医療機器への転職体験談!給料・やりがいをインタビュー!まとめ

MRでも十分患者さんの治療に貢献しているというやりがいを感じることが出来ますが、コロナ禍で医療機関への訪問規制が強化される中、それを感じることが出来なくなったMRの方は多いのではないでしょうか?

仕事にやりがいを求めるMRの方で転職を考えている方には「医療機器メーカー」と言う選択肢は十分にありかと思います。

 

むしろAさんのようにこれだけ「やりがい」に満ち溢れているのなら、選択肢に加えない手はありません。医療機器メーカーへの転職を考えている方の参考になりましたら幸いです。みなさんの転職活動が理想のものになる様、祈念しております。

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