営業職でMRほどラクな仕事はない!

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最近立て続けに20代のMRが会社を辞めて行きました。コロナ禍にも関わらずです。

 

退職の理由を尋ねるとみなさん口を揃えて「高度な知識の医師と話すのが辛い」「数字がキツイ」などと行って辞めて行きます。

しかし4度の転職歴がある私から言わせると、製薬会社MRほどラクで恵まれている営業職はないと思います。

 

4回の転職歴があると言っても1社目が医薬品卸MS、2社目以降はMRと本社営業関連部署、そしてまたMRと医薬品業界での経験しか有りませんが、多種多様な仕事をこなす医薬品卸MSと比較しても製薬会社MRの営業は正直ラク過ぎます。

コロナ禍で自宅にいる時間も圧倒的に高くQOLも至って高いと言えます。

 

そこで現在「MRが辛くて辞めたい」「コロナ禍でMRのやりがいを感じない」と思っている方に、MRがいかに恵まれている営業職かということを皆さんが抱えている「辛い理由」を抜粋し、それを払拭出来るように解説させて頂きます。

辛い理由①:医師や薬剤師、MSとの人間関係に疲れた?

医師や薬剤師、そして医薬品卸MSとのコミュニケーションに疲れた、という声は少なくありません。確かに医者や薬剤師は高学歴かつお金持ちの家庭に育った方が多く、一般人と比べると感覚や感性が違うな、と感じる時があるのも事実です。

 

また医薬品卸MSも一昔前までは得意先を牛耳っている方が多く、何でもMSを通さないと面倒な事になることがありました。

 

今はMSが処方元に与える影響力は小さくなり、さらにスペシャリティやオンコロジー領域の台頭により、医薬品卸と製薬会社のパワーバランスが製薬会社優位に変わったこともあり、傲慢なMSも少なくなりました。

そんな面倒な人間関係に疲れたMRの方に言いたいのは、「製薬会社MRは基本ルートセールスなので、新規飛び込みの営業職よりも遥かにラク」という事です。

 

基本医師や薬剤師、そして医薬品卸MSしか接しません。「この人たちは育ちが違うので、こんな人間なんだ〜」と気楽に構えるだけで、心がかなり楽になります。

新規飛び込み営業の方がよっぽど辛いです。どんな変な方に巡り合うかも分かりません。それに比べるとMRはある程度社会常識のある方々と接していますので、MRという営業職はかなり恵まれた環境かと思いますが、如何でしょうか?

辛い理由②:数字のノルマが厳しくプレッシャーに耐えられない?

私は新卒で医薬品卸にMSで入社し、その後製薬会社MRに転職致しましたが、転職して驚いたことが有りました。それが「製薬会社MRはなんて数字(ノルマ)が緩いんだろう」と思った事です。

基本的に医薬品卸は毎月数字の詰めが有ります。毎月月末一週間は数字の詰めだらけで、これが本当に嫌で仕方なかったです。

 

しかし製薬会社MRからすると、製薬会社の製品の軒数と数字は医薬品卸が売上伝票を上げない限りは、売りは発生しません。

 

製薬会社MRがいくらその月に⚪︎⚪︎万円売りを上げなければならない、としても得意先の債権状況や在庫状況の事情がある限り、売上伝票を上げることはできません。

そんな事情が有りますので、製薬会社MRは「卸が売りを上げれない事情があるようです」といくらでも未達成の言い訳が出来るのです。これが簡単にまかり通ってしまう所に、製薬会社MRとしての「数字の緩さ」を感じてしまいました。

 

しかも2019年4月からは「医療用医薬品の販売情報提供ガイドライン」が適応され、製薬会社各社「売上至上主義」を撤廃する方向になりました(実際にはまだ蔓延ってますが・・)

今後は詰めは行われることが少なくなり、MR本来の「医薬品の適正な情報提供」一辺倒の仕事が出来るようになりますので、「数字の詰めが辛い!」という方にとっては働きやすくなるのではないでしょうか?

辛い理由③:勤務時間が長い、激務が辛い?

MRは朝は早くから医薬品卸訪問や、朝の医師の出社目掛けての突撃訪問、夜は講演会などで勤務時間が長いというイメージがあるのかもしれません。しかしそれは過去のものです。

今はご存知の通り世の中がコロナ禍で「働き方改革」真っ只中です。上場企業の多い製薬会社は世間から厳しい目で見られる事が多く、2019年4月の働き方改革関連法が施行されるよりも前から内資系外資系問わず働き方改革が行われてまいりました。

 

時間外勤務の是正や、講演会で夜遅くなった場合のインターバル制度の導入(次の日遅くに出社する)などです。

 

また医薬品卸側も働き方改革改革を導入したことにより、以前はMSの出社前目掛けて7時半とかに訪問したりしてましたが、今は9時以降にしか訪問出来ない卸の支店がほとんどです。

医療機関の働き方改革も進んでます。時間外勤務がただでさえ多い医師は、MRとの面談に時間を取られることが少なくありません。そこで昨今進んでいるのが訪問規制です。

 

今までエンドレスで病院の廊下に立ち、医師が医局の前を通り過ぎるのを待ち続けていたのが完全アポイント制になる病院が増えてきてます。コロナ禍でさらに医療機関の訪問規制も強化されました。

 

これによって多くのMRは時間を持て余す結果となりました。そもそもMRは時間の自由度が高く、自分の裁量でいくらでも調整が可能です。

他の営業職と比べても元々自由度が高く、医薬品卸や医療機関の働き方改革の推進によって、逆に実質の勤務時間が短くなったMRの方は多いではないでしょうか? こんなワークライフバランスが取れている職種はないと思います。

辛い理由④:医薬品業界の将来への不安

昨今の医薬品業界を取り巻く環境は日に日に厳しさを増しております。

 

少子高齢化に伴う医療費増加によって国民医療費は40兆円を超え、財政を大きく圧迫。それにより薬価制度抜本改革が行われ、ジェネリック国策化80%や新薬創出加算品の見直しも行われた結果、多くの製薬会社の業績が悪化。2018年から多くの製薬会社で早期退職(リストラ)が行われました。

コロナ禍でさらに先行き不透明な状況ですので、MRをやっていても将来を悲観してしまう気持ちはよく分かります。しかし医薬品業界に限らず、今はどこの業種も不安定な世の中です。決して医薬品業界だけが激動な時代なわけではありません。

 

医薬品業界の不況が他業界と比べて遅れてやってきているだけです。そして他の業界に比べるといろんな意味で恵まれてます。

 

人員削減を行なってはいるものの、給料や福利厚生に大きなメスはどこの会社も入っていないはずです。まだまだこの業界は給料と福利厚生にかなり恵まれていると実感しております。

給料や福利厚生面以外にもMRとしての将来性ですが、これは今後も淘汰されていくことは間違い有りません。

 

しかし会社の製品力によっては大いにやりがいを見いだせることが出来ますし、製薬会社にはMR以外の沢山の部署があり、希望すれば他部署への異動も可能です。

 

万が一転職する事になっても色んな部署を経験しておいた方が確実に潰しが効きます。若い方は「辞めるという選択」をする前に、今のうちに「他部署への異動」を検討されてはいかがでしょうか。

辛い理由⑤:転勤が多い

製薬会社MRは基本的に全国転勤です。せっかく慣れた担当エリアなのに2,3年で転勤させられたらたまったものではありませんよね?

私も2年担当したエリアで、ようやく慣れてきて医師や薬剤師、そして医薬品卸MSとの関係性が上がってきた矢先に他県への異動を命ぜられ、ショックのあまり発熱した事を覚えてます。

 

そして転勤はご家族がいらっしゃる方にも大きな影響を及ぼします。お子さんが就学時期でしたら転校も伴いますし、ママ友との人間関係も一からやり直しです。

 

私は今まで転職を含めて9回引っ越し致しました。しかしその度に家族にも付いてきてもらってます。毎回上述したような心配は有りますが、家族も次第に慣れていきますし、子供もその都度成長していきます。

確かに転勤は多い職種ではありますが、その分人間的にもキャパシティが広がり、住むのも主要都市のみですので、プライベートでもそんなに苦労したことも有りません。

 

いずれどこかに拠点を構えるにしても、転勤はどの業界にも付き物です。いつか単身赴任という腹を括らなければいけない時が必ず訪れます。

 

主要都市のみに住めるというのも他の業界の転勤と比べる製薬業界の大きなメリットかと思いますが、如何でしょうか?

辛い理由⑥:コロナ禍でやりがいを失っている

「コロナ禍で仕事のやりがいを失ってしまった」これは今一番多いお悩みかと思います。

 

2020年に全世界で感染が拡大した新型コロナウイルスの影響で日本中の多くの病院やクリニックで訪問規制が敷かれ、従来型のMR活動が出来なくなりました。

時代は対面方式の営業スタイルからリモートやデジタルへの情報提供スタイルに置き換わりました。コロナ禍で「自分の会社の製品は世の中から必要とされているか?そうでないか?」が分かったかと思います。

 

特にプライマリー領域担当MRからは「コロナ禍でリモートやデジタルを使ってでも情報提供するべき品目なのか?」と自問自答したMRは少なくないと思います。

 

ただリストラの危機に瀕しているとはいえ、MRはコロナ禍でも営業車で通勤出来ますし、多くの会社では感染対策としてテレワークが推奨されている会社がほとんどです。

正直一日自宅で何もしないで終わっているMRも少なくありません。これは他業種では有り得ないことです。

 

コロナ禍はしばらく続きますが、ウィズコロナの時代が到来し、リモート・デジタルでの情報提供が残りつつも、従来型の営業スタイルは元には戻らないことが推測されます。

 

であれば、いざリストラが行われた時のために、スキマ時間を活用してスキルアップするべきですし、この環境が続くとなると家族サービスの時間も増えることになります。

副業も認められている時代ですので、これを機会に副業に取り組むのも良いかと思います。こんな恵まれた環境は製薬会社MRという特殊な営業職だからです。

 

他の営業職は製薬会社ほど自由度は高く有りません。それでも「MR」を辞めたいと思うでしょうか?

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それでも「このテレワークの環境に耐えられない」「リモートやデジタルだけではやりがいを見いだせない」「コロナ禍で製品的にやりがいを見いだせない」というMRの方はいらっしゃるでしょう。

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営業職でMRほどラクな仕事はない! まとめ

最近あまりにも軽率な理由でMRを辞めてしまう若者が多いことから、ついつい筆を走らせてしまいました。

 

しかし改めてこの製薬業界について振り返らせてもらうと、つくづく恵まれた業界であることがお分かり頂けたかと思います。

今後も激動の時代が続くことが予測される製薬業界ですが、MR職が無くなることは有りませんし、他の業界に比べて給料面や福利厚生なども極端に悪くなることもまず考えられません。

 

そして何よりも製薬会社MRは患者さんの治療に貢献できるやり甲斐のある仕事であること、社会常識を持った方しか接しないルートセールスであるということ。

さらに元々自由度は他の営業職と比べても高く、最近はコロナ禍でのテレワーク推進や、働き方改革で更に自由度が高くなったということ、これからの時代にマッチしたフレキシブルな働き方が出来る仕事が製薬会社MRだと思います。

 

MRは辛い!辞めたいと思っていた貴方!もう一度製薬会社MRという仕事の素晴らしさをもう一度考えてみましょう!

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