2020年に入ってからも、流動化の激しい製薬業界。2020年4月からは薬価改定が毎年行われることがほぼ確実となり、製品パイプラインが気弱な製薬会社は益々先行き不透明となることは間違いありません。
2018年から2019年にかけて多くの製薬会社でリストラ(早期退職)が行われましたが、この波は今後も続くと考えられます。
私は過去4回の業界転職歴がありますが、やはり転職をしようという決断に至ったのは「会社のパイプラインが細く、将来性が不安になったから」が1番の理由です。
当ブログでも再三「このご時世、いつリストラされるかわかりませんので転職サイトには必ず登録するように」と申し上げてきたものの、「どの転職サイトに登録したら良いのかわからない・・」というのが大方のご意見です。
製薬業界がこれだけ先行き不透明な中、もはや一生涯今の会社で働き続けるという「終身雇用」の考え方はもう捨てたようが良いでしょう。
しかし製薬業界の待遇の良さを捨てられないMRの方も多くいらっしゃるかと思います。
どうせ転職するなら多少待遇が落ちても製薬業界で働き続けれれば御の字ですよね?! そこでまず第一にエントリーして欲しいのが「リクナビNEXT」です。
私は複数の転職サイトに登録しておりますが、その中でも「リクナビNEXT」がなぜおすすめなのかを、メリット・デメリットを踏まえてご紹介致します。
「リクナビNEXT」とは? リクナビエージェントとの違いは?
今は転職が当たり前の時代となりました。多くの転職サイトが大々的に広告を出してますよね。テレビCMや電車の広告など「転職」関連の広告を目にしない日はないと言って良いくらい転職が当たり前、盛んな時代となりました。
現に転職サイトが多すぎて「どれに登録したら良いか?わからない!」というのがみなさまの本音ではないでしょうか?
しかも同じような名前の転職サイトが乱立してますよね? 良い事例が「リクナビNEXT」と「リクルートエージェント」かと思います。
両方ともリクルートホールディングスという会社の子会社「リクルートキャリア」という会社が運営しているサイトになります。
「リクナビNEXT」と「リクルートエージェント」がどう違うかということを一言で紹介しますと、「リクナビNEXT」は、キャリコンサルタントが付いてくる転職エージェントではなく、求人情報の掲載がメインの転職サイトです。
一方の「リクルートエージェント」は求人情報掲載型の転職サイトではなく、人材紹介型の転職エージェントになります。
また両社のサービスや求人数などの違いを下記の表にまとめてみました。
リクナビNEXT | リクルートエージェント | |
サービス | キャリアアドバイザーが伴走する代わりに、Web上で気軽に読める便利な転職支援コンテンツや機能が充実。 | 業界の採用事情に詳しいキャリアアドバイザーが応募書類の書き方や面接対策などのアドバイスを行う。 |
求人数 | 約9,000件 | その多くが非公開求人で業界最大級の約150,000件に及ぶ。 |
支援方法 | Web上で経歴などを登録すれば、どなたでも、どの求人にも応募することが可能 | 申し込み後にキャリアアドバイザーとの面談を経てから、求人の紹介や転職支援サービスが開始。 |
サービス内容 | 求人検索や企業への応募だけでなく、経歴を登録しておくと、興味を持った企業や400社を超える提携転職エージェントからオファーが届くことも。 | 求人のご紹介と転職サポートが主なサービス。 |
「リクナビNEXT」は転職エージェントではないものの、スカウトサービスや提携エージェントから案件が届く「リクナビNEXTエージェントネットワークサービス」というものがあります。
ですので「リクナビNEXT」がおすすめできる方というのは、「今すぐに転職する気はないが、先行き不安定な製薬業界で生き残るためにまずは転職サイトに登録しておきたい」「今すぐ転職する気はないが、少し転職意向がある」「ガツガツ転職活動する気はないが、良い案件があれば考えたい」という方になります。
超簡単!まずは「リクナビNEXT」の登録!
「どの転職サイトを使うか迷っている」「転職を考えているが、何から始めたら良いかわからない」「初めての転職で、どのように始めるのがベーシックなのかわからない」という方は、まずは登録してみましょう。
どの転職サイトも登録方法は同じです。「リクナビNEXT」にアクセスして頂き、メールアドレスを入力して送信。その後登録のメールがきたら、簡単な履歴書を入力するという流れになります。
実際転職に踏み出すのにはかなりの勇気が必要です。私はまだ転職が悪とされている時代に1回目の転職を果たしました。
その時にお世話になったのが、今回ご紹介しているサイトとは逆の「リクルートエージェント」(私の時はリクナビエイブリックという名前でした)でした。
まずサイトに登録するのにもかなりの勇気と時間が掛かりました。しかし今は転職全盛期の時代で、先行き不安定な製薬業界も終身雇用はありえないと思ってください。そう思うと、登録しても良いかな?と思うはずですがいかがでしょうか?^ ^
レジュメを入力するだけで求人がやってくる「リクナビNEXT」
登録後に本登録を行いますが、下記の項目を入力致します。
①プロフィール ②学歴・語学・資格 ③経験職務チェック ④職務経歴 ⑤自己PR ⑥キャリアプラン ⑦希望条件 ⑧レジュメ公開ブロック
特に企業が気にしているのが、③経験職務チェック ④職務経歴 ⑦希望条件 と言われております。
④職務経歴は記述式となっておりますが、ここはしっかりと自己を売り込むためにも、また将来的に複数の転職サイトを登録する時の練習だと思って、しっかりと入力するようにしましょう♪
さて実際に私も実際に「リクナビNEXT」に登録しております。私は4回の転職でMS・MR・本社内勤と3つの職種を経験致しましたが、「リクナビNEXT」からほぼ毎月のように「MR」と「本社内勤」と言った職種が、企業や転職エージェントから直接オファーが届きます。
それも今まで多くの職種が経験出来たことも大きいのですが、何よりも④職務経歴をしっかりと入力しているからかな?と思っております。
製薬業界は今は就職・転職氷河期と言われております。一昔前までは「MR認定証」を持っているだけでどこにでも転職出来ましたが、今はリストラ(早期退職)時に別の製薬会社を探してもほとんど求人がないのが現状です。
しかし「リクナビNEXT」からのオファーメールを見る限り、製薬会社の求人が思ったよりあるな、というのが私の印象です。
実際に「リクナビNEXT」のHPからメディカル向けの求人を見てみましょう。
この記事を書いている2021年2月現在でも240件以上のメディカル求人があります。
そして「リクナビNEXT」は転職サイトでありながら「スカウト機能」というのがあり、非公開求人も手に入れることが出来ますので、登録しておくと、思いがけない求人が舞い込んでくることがあります。
製薬会社の求人が多く来るためには、⑦希望条件 であれこれとチェックを入れないことです。全国転勤が必須な製薬会社でエリアを設定してしまうと、オファーメールが減ってしまいます。
ご家庭の事情などある場合はやむを得ないかもしれませんが、チェックを入れたり外したりして試してみてください。
【リクナビNEXT】MR転職におすすめの転職サイトをご紹介! まとめ
「リクナビNEXT」はリクルートという巨大母体という安心感、そして「直接オファーが届く」という「まだ本格的に転職を考えてはいないけど、とりあえず転職サイトには登録しておきたい」という方におすすめです。
また職務経歴を入力することで、今までの自分のキャリアの棚卸しも出来ますし、何よりも直接オファーを頂くことで、今すぐ転職する気がなくても現時点での自分の「市場価値」を把握することも出来ます。
「今すぐに転職する気はないが、先行き不安定な製薬業界で生き残るためにまずは転職サイトに登録しておきたい」
「今すぐ転職する気はないが、少し転職意向がある」
「ガツガツ転職活動する気はないが、良い案件があれば考えたい」
という方には受動的にオファーがやってくる「リクナビNEXT」がおすすめです♪
しかし今後益々先行き不安定な時代へと突入する製薬業界にお勤めなら、いつかは本格的に転職活動をしなければならない日がやってくるかもしれません。なので私がさらにおすすめするのが「複数サイトに登録する」ことです。
そのためにも直接キャリアアドバイザーが一人ひとりについて、しっかりと転職サポートをしてくれる「リクルートエージェント」のような転職エージェントに登録しておくこともおすすめです。
来るべき時代に向けて「備えを万全に」していきましょう。それが「転職サイト・エージェント」への登録です
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