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内資系製薬会社MRから外資系本社営業部門への転職はどう?

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新型コロナ

新型コロナウイルス蔓延による緊急事態宣言発令により、全国の製薬会社MRの半数以上はテレワーク(在宅勤務)をされていることと存じます。

 

追い討ちを描けるように日本製薬工業協会(日薬連)より「医薬情報担当者(MR)の医療機関訪問の自粛について」の文書が日薬連加盟団体へ通知されました。

日薬連、MRの医療機関訪問を自粛要請 - 日本経済新聞
日本製薬団体連合会(日薬連)は13日、新型コロナウイルスの感染が広がるなか、医薬情報担当者(MR)の医療機関訪問を自粛するように傘下団体に要請した。既に製薬大手では感染防止策などでMRの在宅勤務を進めている。日薬連は新型コロナ対応で医療機関の負担が増えていることや、政府

 

これによりほぼ全国の製薬会社MRが医療機関への不要不急な訪問を自粛することになり、ほぼ全MRがテレワークへ移行することになりそうです。これで普通に営業していたとしたらそこはブラック企業でしょう( ̄∇ ̄)

すでにテレワーク(在宅勤務)が長期化しているMRの方向けに、この貴重な時間をどうやって有意義なものにするのか?について記事を書かせて頂きました。

【新型コロナ】自宅待機期間中にMRが今やるべきこと!まとめサイト
新型コロナウイルスの感染拡大によってMRの自宅待機の出口が見えません。しかし自宅待機期間中にしか出来ないことがあります。今はそれを実行するチャンスでもあります。自宅待機期間中にMRガ今やるべきことをまとめました。

その中の一つに「自分のキャリアの棚卸しをしてみる」という項目を上げさせて頂きました。

 

私自身もキャリアの棚卸しをさせて頂きまして、第一回目は「医薬品卸MSから内資系製薬会社MRの転職」について棚卸しをしてみました。

第二回目として「内資系製薬会社MRから外資系製薬会社本社営業系部門」への転職について、棚卸しして参ります。

 

新型コロナウイルスの感染拡大、もしくは緊急事態宣言発令によってテレワーク(在宅勤務)を余儀なくされた方の中には「MRって必要あるのかな・・」「MRって緊急事態には無力・・」とお感じになられている方がいらっしゃるのではないでしょうか?

2011年に東日本大震災を経験した私は、在宅勤務になった時に同様のことを感じました。そしてそんな矢先に内資系製薬会社MRから外資系本社営業系部門への転職はどうか?とのお声をかけて頂きました。

 

今後医薬品業界は、MRだけの経験では生き残って行きことが出来ません。製薬会社に働きながらにして様々な部署を経験している方の方が、確実に生き残っていけることを製薬会社にお勤めの方なら実感されているはずです。

 

そこで「MRから本社部署への異動や転職ってどうなんだろ?」と疑問や不安を感じているいる方向けに、私自身キャリアの棚卸し第二弾を下記にご紹介致します。

内資系製薬会社MRから外資系製薬会社本社営業系部門への転職のきっかけは人脈!

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医薬品卸MSから念願の製薬会社MRへの転職を果たしましたが、その転職した製薬会社は内資系の中堅製薬会社で有り、幅広い医薬品を扱っている医薬品卸側からすると、そこまで魅力的な製薬会社では有りませんでした。

そこで私は5年プランを練りました。初めて転職した内資系製薬会社でMR資格を取得して、基幹病院などを担当してステップアップして次の転職に生かそうとプランを練りました。

 

そして内資系製薬会社で地方都市から主要都市の基幹病院を担当し、MRとしては順調にキャリアアップを果たしたわけですが、その間新薬の発売や適応追加でやりがいを感じつつも、パイプラインが気弱なこと、MRが先細りなことを強く感じておりました。

その間、意識していたわけでは有りませんが、しっかり人脈作りも致しました。内資系中堅製薬会社に転職した時にはフル出張エリアを担当しておりましたので、月曜日から木曜日まではホテル住まいでした。

 

当然他製薬会社MRと飲みに行く機会が増えましたので、ここで他製薬会社MRとのネットワークが出来上がりました。

 

そのようにして1回目の転職から4年が経過した時に、元々5年プランがあったのと、当時隣の芝生が青く見えたのかもしれませんが、次のステップを考えるようになりました。

ちょうどその矢先、当時担当していたエリアの某外資系大手製薬会社所長さんから「いま本社営業企画部門の中途採用を募集しているんだけど、MSとMRの両方を経験しているケルさんに適面だと思う。どう受けてみない?」とお声をかけて頂きました。

 

当時まだMRの転職市場は活性化していた頃で有り、まだまだMRとしてのキャリアを積みたかった私は最初お断りを致しました。

 

しかし某外資系大手製薬会社所長さんからの一言が2回目の転職を決定づけました。

 

某外資系大手製薬会社所長さん

某外資系大手製薬会社所長さん:本社部門に転職出来ることなんてなかなか経験出来ないよ。一回本社に入ってその後またMRというキャリアを歩むことも有りだし

そうですね・・滅多に経験出来ないことですし、パイプラインも豊富なので将来も安泰、さらにまたMRに戻ることも出来るのなら!

 

ということで、某地場医薬品卸MSから内資系中堅製薬会社MRへの転職から丸6年が経過して、MRとしてある程度一人前になった時に、某外資系大手製薬会社の本社営業部門への転職をする決意を致しました。

 

1度目の転職の時には転職エージェントを通して入社致しましたが、2回目の転職は「人脈」にて転職を果たすことが出来ました。

特に製薬会社MRの転職市場が冷え込んでいる今、より人脈作りが人生の岐路の時に、重要になって参ります。

 

製薬会社の「人脈」について記事を買いてますので、こちらを参考にして頂けますと幸いです↓

製薬会社MRの人脈は転職に役立つ!
「人脈は転職の際に大いに役に立つ!」私は4回の転職のうち、2回は人脈を介して転職を果たすことが出来ました。製薬業界では特に人脈を介した転職が有利に働きます。人脈を介した転職について、また人脈の作り方をご紹介致します。

いきなり地方都市から大都会への引越しと勤務は大変!

当時地方都市で製薬会社MRとして働いていた私は、いきなり大都会勤務、しかも本社営業部門勤務となり、田舎者としては都会の空気に馴染むまで結構な時間がかかりました。

本社営業部門と言っても内勤半分、外勤半分の部署でしたので、本社フル内勤部署よりはまだマシだったかもしれません。

 

今まで経験したことのない満員電車に大渋滞、地方都市のようにほぼ予定通りに到着するなんてことは有りません。

 

予期せぬ高速道路の事故や、電車の人身事故で予定が狂うことが大半で、到着予定の1時間前には着くように家を出ることもしばしば。

当時はずっと東京や首都圏、大阪などの関西圏でサラリーマンやっている方は凄いな・・と感じましたね。ほぼ毎日がカルチャーショックの日々でした・・

 

そして今までMSとMRの外勤とは違って、本社内勤部門の仕事は、社内と社外の両方がお客さんになります。両方に良い顔をしなければいけないのが、最初私とっては苦痛で仕方が有りませんでした。

あとは家族のケアです。お互い田舎出身の私と妻、そして子供たちは、すぐにママ友が出来ましたが、大都会のご家庭は共働き世帯が多く、地方ほどママ友とのコミュニケーションが取りにくいとも言います。

 

転職や転勤で知らない土地に来た時には、会社でのストレスの他に家庭でのストレスも感じるため、転職はメンタル面が強い方でないとおすすめ出来ません・・

本社営業系部門で働いている時は全くやりがいを感じなかった

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医薬品卸MSや製薬会社MRは、自分が頑張った分、数字や給料にも反映されるのでやりがいを感じることが出来ます。しかし本社内勤の方を含めて本社営業部門の方は、自分の頑張りが直接数字に反映されません。

自分の実力が数字や給料に直接反映さえるMSやMRと違って、MRの「縁の下の力持ち」的な要素が強い本社営業部門は、やるせなさを感じることがしばしば有りました。

 

なので「給料」にこだわりを持っている方には「本社勤務」は向きません。ずっとプレーヤーでいることをおすすめ致します。

 

私もしばらくは「本社勤務」にやりがいを感じておりませんでした。自分の頑張りが反映されないし、目標を定量化出来ないし、現場のMRや管理職は自分たちの都合だけ押し付けてきてわがままだし・・と( ̄∇ ̄)

しかし製薬会社での「本社勤務」の経験が、後の私のビジネスパーソン人生に大いに生きてくることになりました。

 

2年半の外資系大手製薬会社での本社営業部門で勤務したのち、私は人生の巡り合わせでまたお声かけ頂くことになりました。

 

当時「やはり直接薬を売りたい!」という気持ちが強かったこともあり、ちょうどこれから新薬をバンバン出す外資系大手製薬会社から「もう一度MRをやってみないか?」と打診を受け、3度目の転職をする決意を致しました。

 

ここでご家族がいらっしゃる方への注意点です。転職の際に「嫁ブロック」という言葉がありますが、我が家もそれに捕まりました( ̄∇ ̄)

 

転勤や転職当初はその土地に不慣れだった妻や子供たちは、私の心配をよそに友達やママ友も増えて地域に馴染んで行きます。転勤なら諦めがつくかもしれませんが、そんな状況での転職は想像が付くと思います。

ご家族がいらっしゃる方の転職は最終的に奥様や旦那様に納得してもらう必要があります。ここを怠ると後々大変なことになります。

 

「嫁ブロック」について記事を書いてますので、こちらでしっかりと「奥様・旦那様」対策を行って転職活動を行いましょう♪

MRの転職を拒むものは?嫁ブロック 親ブロックを突破するためのコツ
製薬会社を取り巻く環境が日々変化しております。リストラの話題もつきません。リストラによって転職を余儀なくされた場合、またキャリアアップのために転職をする場合も含めて転職は一筋縄ではいきません。転職を拒むもの、それは「嫁ブロック」や「親ブロック」です。これらを乗り越えるための対処法をご紹介!

その後に本社営業系部門でのキャリアが仕事に生きた!

2度目のMR経験は私にとってやりがいに満ち溢れておりました。当ブログで私は再三にわたって「MRだけの経験では今後は確実に淘汰される。違う部署での経験がないと製薬会社では生き残っていけない」と申し上げて参りました。

医薬品卸MS→内資系製薬会社MR→外資系製薬会社本社を経て再び製薬会社MRを経験して感じるのは、会社は確実にステップアップの用意をしてくれているということです。

 

過去の経験を元に若手MR向けに医薬品卸について講演して欲しいとか、すぐにチームリーダーに抜擢されたり、上司から「この際はどうする?」というアドバイスを求められたりと、様々な場面で活躍できることを実感致します。

そして医薬品卸MSを経験すると卸目線での仕事が、また本社を経験すると会社目線でMRの仕事をすることが出来、キャパシティが広がったのを実感することも出来ます。

 

MR以外の他部署を経験するということは、会社側からも「経験豊富なやつ」ということで重宝されますし、自分としても社会人としても「潰しの効くやつ」だということを実感致します。

 

もちろん同時にマネジメント能力を兼ね備えていれば、出世も早くなることはいうまでもありません。

内資系製薬会社MRから外資系本社営業部門への転職はどう? まとめ

医薬品卸MS→内資系製薬会社MR→外資系製薬会社本社営業部門と転職を致しましたが、正直外資系製薬会社本社勤務の時には「この転職は失敗だったかな?」と思ったこともありました。

数字が目に見えて反映されるMRと違って本社勤務の人間は、評価を定量化することが出来ず、また思い通りに現場を操ることも出来ませんので、もどかしさも有りました。

 

そこで「もう一度自分の力で新薬を売ってみたい!」と思って3度目の転職に踏み切りましたが、私のように一度本社に入ってからまた現場に出る人は、島流しにあったように見えるかもしれません。

 

周りからはそう見えいるかもしれませんが、私にとって本社を経験してから再びMRをやってみて会社目線で仕事が出来るようになりましたし、むしろ三社目の会社からは「色んな経験をしてきたやつ」ということで、凄く重宝がられました。

途中で「この転職は失敗だったかも・・」と思いながらも、今思うと本社とはそのような部署と割り切るべきだなと思います( ̄∇ ̄)

 

次回キャリアの棚卸し第三弾は「外資系大手製薬会社MR→外資系中堅本社営業部門」への4度目の転職をお送り致します!

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