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MRの転職を拒むものは?嫁ブロック 親ブロックを突破するためのコツ

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私の転職体験記

2018年に入り内資系外資系問わず、次々早期退職リストラが発表されております。「大正製薬」「日本ベーリンガーインゲルハイム」「サノフィ」「ノボノルディスク ファーマ」「アステラス製薬」「エーザイ」そして、11月末には「ノバルティスファーマ」でさえも、45歳以上の管理職を対象にしたリストラを断行するとの噂を耳に致しました。

 

超高齢化社会の到来で医療費が高騰している中で、厚生労働省は高給取りな製薬会社への圧力を高めております。薬価の大幅引き下げや、ジェネリックの80%国策化など、製薬会社の肩身はより一層狭くなっているのを日々実感しております。

 

このような状況の中、製薬会社に勤めている限り、急激な業績悪化を受けて自分がいつどこで早期退職(リストラ)に合うかわからない世の中になりました。つい2、3年前までは「不況の影響を受けない業界」と持て囃されましたが、今は製薬会社はこのような状況と合わせて新薬が生まれにくくなってきた(特にプライマリー領域は出尽くした感があります)状況もあり、もはや斜陽産業となってしまいました。

 

現在多くの製薬会社でリストラの話題が絶えませんが、いざリストラに合い予期せぬ転職をせざるを得なくなった場合、これが一筋縄ではいきません。転職は自分自身の問題だけではなく、ご家族、特に奥様や子供達、強いてはご両親にまで大きな影響を与えてしまいます。俗に言われている「嫁ブロック」「親ブロック」というものです。

リストラ時の転職に関わらず、前向きなキャリアアップを目的にした転職の際にも、いざ希望する会社から内定をもらっていたのにも関わらず、内定後に奥様や子供、そしてご自身や奥様の両親から猛烈に反対されてしまい、転職を断念せざるを得なくなるというケースは良くあることです。

 

そこでいざ転職をする際に、様々なブロックに対処でき、希望通りの転職を叶えるための「ブロック対処法」について、転職歴4回の私が、過去の経験と周りの転職者の反響を元にご紹介致します。

リストラ 転職 嫁ブロックを乗り越えるためには

独身者の転職は自由自在そのものです。彼女彼氏がいらっしゃる場合は勤務地が変わることで、悩むケースはあるかもしれませんが、家族持ちと比較するとかなり問題なく転職が叶えられます。その一方でご家族がいる方の転職はご自身の都合だけで叶えられないのが現状です。

嫁ブロックのパターン

特に奥様からの反対を受けて転職を諦めざるを得ないケースも出てまいります。奥様からの反対に合う多い理由としては、

 

①奥様ご自身が仕事をされている場合、自分のキャリアを修正しなければいけなくなる

②お子様がいらっしゃる場合、せっかく培った近所のコミュニティをまた一から構築することに反発される

③お子様がいらっしゃって幼稚園や学校に行っている場合、転校しなければならず、子供の環境を変えたくない

④転勤の際に発生する住所変更などの各種手続きや、引っ越しの準備などの煩わしいことをやりたくない

 

などこれらの問題で反対されるケースが多いようです。ではこの「嫁ブロック」をどのようにして対処し、突破すれば良いのでしょうか?

嫁ブロック対処法

リストラの場合、確実に転職せざるを得ないケースもあるかと思います。そこで少し長い月日をかけながら「現在の市況」や「会社の状況と未来について」を奥様に理解してもらうのが一番の対処法です。特に多くの製薬会社では、未来はどこも明るい兆しは見えませんので、奥様にわかりやすい言葉で「将来性がないこと」「なぜスキルアップしたいのか」を淡々と説明する以外ありません。

 

また奥様がキャリアウーマンであるならば、単身赴任をするという選択肢も用意することもありです。毎日のように奥様とコミュニケーションを図り、考えを軟化するように仕向けましょう!

リストラ 転職 子供ブロックを乗り越えるためには

幼稚園児や就学児がいらっしゃる方は、お子様の生活環境を考えなければいけません。子供は環境が変わることによって馴染めなかったり、いじめに合うのでは?との心配など考えるだけでもつきません。

子供ブロックのパターン

①今の友達と離れたくない

②住み慣れたこの土地から離れてくない。

③幼稚園や学校を変えたくない

 

だいたいこのパターンが大半です。ではこの「子供ブロック」を突破するにはどのような対処をすれば良いのでしょうか?

子供ブロックの対処法

子供ブロックの大半は「学校」と「友達」です。お子さんにも奥様同様に、長い月日をかけて転職によって引っ越した際のメリットとデメリットを伝える必要があります。ちなみに我が家では下記のような選択肢を子供達に与えました。

 

①もし転勤したらパパママについてくる?こない?

②パパママと離れるのと、友達と離れるのどっちが辛い?

 

これらの問いに対して、すぐに答えを出させる必要はありません。子供達にも考えさせる時間は必要です。我が家では過去に家族に着いて来てもらう選択肢を選んでもらいましたが、子供の環境の変化を一番心配しているのは結局親であるということがわかりました。というのは意外と子供達は環境の変化に順応してくれるものです。これは取り越し苦労でした(笑)子供達は勝手に成長してくれるものです。

 

転職される会社が単身赴任を認めてくれる際には、単身赴任をするという選択肢もあります。特に子供が小学校高学年になってくればくるほど友達との絆が深まりますので、単身赴任を選択せざるを得なくなります。また逆に単身赴任を自ら選択したい場合には、「転職するにしても今の会社に残るにしてもどちらにしても転勤はある」ことを常に子供達には伝えておくべきです。

 

製薬会社には転勤がつきものです。全国転勤があるから高い給料をもらっているのです。常日頃から「転勤はいつあるかわからない」ことを奥様、子供達とコミュニケーションをとっておきましょう!

リストラ 転職 親ブロックを乗り越えるためには

これは場合によっては離婚問題にも繋がることもあると言われております。現在のサラリーマン世代の親は、50代〜70代です。これらの世代の方は、最初に入った会社には一生勤め上げることが当たり前の時代に働いた方で、転職が悪だと思っている方が多くいらっしゃいます。

 

また内資系製薬会社の多くは「東証一部上場企業」です。世間一般から見た大企業に勤めている我が息子や娘、そしてその夫や嫁さんは両親にとっての誇りでもあります。そんな大企業を辞めて転職となると、転職が悪だと思っているご両親がよく言うはずはありません。

 

場合によっては「転職するなら娘と別れてくれ」とまで言い出すご両親もいらっしゃるとか… そんなご両親を説得するためにはどのように対処すれば良いのでしょうか?

親ブロックの対処法

まずは淡々と「製薬会社を取り巻く現状」をお話することが大切です。また転職の話をする時には、直接ご両親とお話することをおすすめ致します。電話では感情が伝わりません。特に頑固な世代の方には電話ではなく仁義を通すためにも直接会って転職の話をする必要があります。

 

また直接ご両親に会う時には、子供を同席させるのが軟化させるのに最適です。事前に子供達に転職して引っ越しすることを伝えておき、子供達からも説明させるのです。ご両親も流石に孫には何も言えないでしょう。ご両親を納得させるできる引き出しがあれば、子供達を使うことはありませんが、あくまでも奥の手と考えましょう(笑)

MRの転職を拒むものは?嫁ブロック 親ブロックを突破するためのコツ まとめ

転職は一筋縄ではいきません。履歴書と職務経歴書を作成し書類審査を通過、そして筆記試験や一次と最終面接に臨み、内定を勝ち取るだけでも至難の技です。これだけでもかなりの労力を要しますが、ご家族がいる場合には転職や引っ越しを理解してもらう「説得」の作業も必要になります。これが今回ご紹介致しました「嫁ブロック」や「親ブロック」です。

 

製薬会社を取り巻く環境は本当に日々大きく変化しております。このブログでも再三取り上げておりますが、製薬会社各社では今のご時世、いつどこの会社で突然リストラが発表されるかわかりません。私も実際にリストラの生の現場を体験し、早期退職制度による特別退職金の提示もされました。「私には関係のない話」と思うのは筋違いです。年齢もキャリアも関係なくリストラは実行されます。

 

いざ自分がリストラに巻き込まれて、まさかの転職をせざるを得ない場合が必ず訪れます。その時に転職に対する備えを怠っていると、路頭に迷うことになります。過去に転職にまつわる関連記事をいくつか書いてますが、今回ご紹介致しました「嫁ブロック」「子供ブロック」「親ブロック」を常日頃から意識しておくだけで、いざ転職となった時に精神的にかなりラクになります。いざという時のための備えをコツコツと蓄えておきましょう!

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