昨日ニュースを見ておりましたら、製薬会社の年収ランキングが出てました。

高給取りで有名な「製薬業界」。製薬会社の次に年収が高い業種といえば「マスコミ業界」が挙げられますが、ワークライフバランスを考えますと、圧倒的に製薬業界の方が働く環境的にも良いかと思います。製薬業界ほど給料と自由度が高く、ワークライフバランスが保たれている業界はないと思ってしまうくらいです。
しかしその製薬業界も、既報の通り2018年4月の薬価改定と診療報酬改定による薬価の大幅お引き下げと、ジェネリックの80%国策化、更には新薬が枯渇してきているというトリプル不運により、売上と利益が悪化することを想定し、各社リストラが断行されてきております。
2018年に入ってからは、数年前に一度リストラを行った「サノフィ」が再度リストラを断行。更には「日本ベーリンガーインゲルハイム」「ノボノルディスクファーマ」と外資が続き、更には内資系の「大正製薬」や大手の「アステラス製薬」までもがリストラを断行を宣言しております。
今後2019年10月には消費税増税に伴う薬価改定やジェネリック化により先発品を販売している製薬会社のリストラは益々進むことが考えられます。実際に病院医局前の廊下でのMRの会話は「リストラ」の話題で持ちきり。製薬会社MRのみなさまは戦々恐々とした日々を送っていることでしょう。
そんな製薬会社を取り巻く環境は悪化の一途を辿っておりますが、世間一般と比較すると、まだまだ給与水準が高いのが製薬会社です。たとえリストラが断行されても「しがみ付いてでも生き残りたい!」と思っている方は多いはずです。何としてでもしがみつきたい製薬会社のMR職!
これからの「激動の時代でも生き残ることができるMR像」について、転職歴4回の私から見た目線で語りたいと思います。
今後MRは益々淘汰される。製薬会社で生き残るためには?!
今後噂されておりますのは薬価改定が毎年行われ、薬価がひたすら下がり続けることです。そうなると製薬会社は画期的な新薬を出し続けない限りは、生き残るのが難しくもなりますし、今まで以上にMRは必要なくなります。
またAIの進歩によりMRの出番は益々少なくなるとも言われておりますし、ましては現在製薬各社は人員削減後を見据えてか、最近やたらと「デジタル」という言葉を業界誌や現場でもよく耳に致します。
もはやMRのまま定年を迎えるのは難しいと言えるでしょう。特にMRの皆さんが危機感を持たなければいけないのが、「今までMRしかやったことない方」です。今はすでに転職が当たり前の時代となっておりますが、いまだに一社のみ、しかもMRだけで会社にしがみつくのは、いざリストラが断行された時には非常にリスキーです。
ではこの「給与水準が高い」「ワークライフバランスが保たれている」製薬会社で働き続けるにはどうすればよろしいのでしょうか? まずこの製薬業界で生き残るためには二つの道があります。
① 今の会社で出世する
② 同業他社に活躍の場を求める
ただこの二つの道を選ぶにしても、「生き残るための努力」が必要です。それはどのようなものなのでしょうか?下記にご紹介してまいります。
今の給与水準を下げたくない! 自社で生き残るためには?
転職には非常に大きなリスクを伴います。私も過去4回の転職で大きなリスクを背負いました。
転職のリスクについて関連記事を書いてますので、もしよろしければこちらもご覧ください!↓

リスクが多い転職に踏み切れない方の多くは、たとえ会社がリストラを断行しても、
「生え抜きから勤めた今の会社を辞める勇気がない」
「今の働きやすい環境(会社)を変えたくない」
「家族が転職に反対している、引越しをしたくない」
「今の給与水準を落としたくない」
「MRの自由度を味わったら辞められない」
などの理由が多いのではないでしょうか。
そんな方は、今の会社で生き残る道を見つけるほかありません。しかしただ「生き残る」だけでは、いつか肩叩きに合うことは間違いありません。出世欲がない方は生き残れないでしょう。
そのためには今後MR職だけでは生き残れません。潰しが効かないからです。出来るうちに他部署を経験して置くことが出世するため、今の会社で生き残りをかける為には非常に重要です。異動希望が通る会社であれば、今すぐ他部署への異動届けを出すことをおすすめ致します。
他部署を経験しておくことは、いずれ転職を余儀なくされた時に必ず役に立ちます。これは私の経験から言えることです。もし本人が望まない他部署への異動があった時には、将来を見据えて喜んで行きましょう。
競合他社に行っても通用するスキルや経験を持っていますか?
現在製薬会社MRの求人は氷河期といっても過言ではありません。ある外資系製薬会社が100人のMRを募集したところ800人以上の応募があったとのことです。また某ジェネリック会社も一人のMRの募集をかけたところ250人の応募があったようです。それだけ今の製薬会社MRは先発メーカーであれ後発メーカーであれ、「狭き門」となっているのです。
会社がいざリストラを断行した時に自社に居ても他社に行っても生き残れる方は「潰しの効く方」です。つまりMRのみの経験だけではなく、他部署の経験がある、もしくは他社を経験されているということが「環境の変化」にも柔軟に対応出来る能力を持っていると見なされるのです。
MRだけの経験だけではダメと申し上げましたが、「私は大学担当の経験があるから大丈夫!」という方がいらっしゃるかもしれません。確かに基幹病院や大学担当者というのは少し前までは転職市場において重宝されておりました。しかし今の「氷河期」の時代においては、よっぽど社内で画期的なシステムを構築下ですとか、組織への影響を与えることをしたという実績が無ければ、何の意味も成しません。今は大学担当者ですら、書類選考時に落とされるという時代なのです。
今はどんなに売上好調と言っている会社でもリストラを断行する時代です。ノボノルディスクファーマが良い典型かと思います。そしてリストラが断行されても生き残れるとは限りません。自分がまさかの肩叩きにある可能性だってあるのです。
リストラの実態について関連記事を書いてますので、ぜひご覧ください!↓

そのためにはリストラが断行される前に他部署を経験することを強くおすすめ致します。今の会社で忠誠を尽くす方、もしくは他社で活躍したい方も、もはやMRだけの経験では生き残れません。「変化の激しい時代の変化に柔軟に対応することが出来る」他部署・他社での経験は、出世と転職の必須項目ともいえるでしょう。
激動の時代でも生き残ることができるMR まとめ
今後製薬会社MRで転職市場で生き残ることが出来る、希望の転職を叶えることが出来る方は、
「他部署での経験がある」
「他社での経験がある」
今後益々訪れることが予想される「予期せぬ環境の変化」にも柔軟に対応することが出来るのが上記の経験者です。そんな方は精神的にも余裕があり、また他部署・他社での経験が「変化に柔軟に対応出来る力」を身に付けるのです。
今後求められる人物像は、「環境の変化に対応出来る方」です。一つの会社でMRの経験しかない方は、自社で出世したくても、また他社で活躍したいと思っても「求められる人物像」ではありません。今すぐ他部署への異動希望を出すか?今の会社を諦めて転職する道を選ぶか?決断の時なのではないでしょうか?
転職サイトに登録して今の自分の「市場価値」を知ることも大事です。いくつかの転職サイトに登録して様々な意見を聞いてみることも今後の自分の道を探るには重要です。下記おすすめの転職サイトです!
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