医薬品卸MSから製薬会社MRに転職したワケ

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転職ノウハウ

似て非なる仕事、医薬品卸MSと製薬会社MRの仕事。同じ医薬品を扱う営業職に変わりはありませんが、仕事の内容が大きく違います。

 

詳しい内容は後から語ることにして、私はMSとMRの仕事内容をイマイチ理解しないまま就職活動を行なって新卒で、ある医薬品卸MSとして入社致しました。しかし同世代の製薬会社MRと一緒に仕事をしているうちに「MRになりたい!」と思うようになり、新卒入社から5年が経とうとした時に、転職エージェントを通して某国内中堅製薬会社に転職致しました。

今となっては医薬品卸MSから製薬会社MRへの直接の転職はかなり難しく、またコントラクトMR(CSO)への転職も可能性があるにしても、昔よりは厳しいと言われております。ただし製薬会社MR直よりかは、まだまだ道があると聞いております。その少しの可能性を信じて「私がMSからMRに転職を決意した」事について、現在医薬品卸MSをされている方で「MRになりたい!」と思っている方向けに、述べてまいります!

医薬品卸MSと製薬会社MRの違いとは?

以前MRとMSの違いについての記事を書いてますので、ここではその違いについて多くは語りません。MRとMSの違いについての記事はこちら↓

MRとMSの違いを解説!同じ医薬品業界でも全然違う営業職!【就活生向き】
就活生にとって医薬品業界の営業職「MS」と「MR」の違いってよくわかりませんよね?両方を経験した私の経験から製薬会社「MR」と医薬品卸「MS」の違いについて解説して参ります!

決定的な違いは、製薬会社MRが病院や薬局への情報提供活動のみなのに対して、医薬品卸MSは全ての取引メーカーの情報提供と得意先からのお金の回収が伴う点です。

 

同じ医薬品を扱う営業職にも関わらず、MRは全くお金に触ることがないのに対して、MSは直接お金に触りますので、売り上げと回収のバランスを考えて営業活動をしなければなりません。ですので医薬品卸MSの仕事は多岐に渡るのに、製薬会社MRの仕事は至ってシンプルな「情報提供活動」のみです。

 

仕事の内容が多岐に渡るのに医薬品卸MSの給料は、製薬会社MRと比べてあまりにも低くなっております。医薬品卸で支店長や部長、さらには取締役クラスにもなればMRをも凌ぐ給料をもらうことができますが、そんな方はMS出身者では一握りです。

 

MRとMSは一つの医薬品を医療機関に採用・処方促進のため、一緒に協業する機会が多く有り、かなり近い距離で仕事をすることが有ります。私はそんなMRと一緒に仕事をしていく中で次第に「MRになりたい!」という夢を描くことになり、すぐに転職サイトに登録。1ヶ月後には国内中堅メーカーMRへの転職(MR認定試験は1年後に受験)を果たすことが出来ました。しかしそれ以外にもMSからMRになりたかった理由がいくつか有ります。その内容について下記にご紹介致します。

転職理由①「給料があまりにも違うため」

医薬品卸MSから製薬会社MRに転職したい一番の理由が「給料の違い」の方は多いと思います。上記でも述べましたが、MSはMRと近くで仕事をする機会が多くなります。実際に医療機関を同行訪問などさせて頂く中で、どうしても給料の話にもなったりしないでしょうか?

 

特にMS・MR共に若ければ若いほどそのような話になることが多く(歳を重ねるごとにプライドが高くなり、なかなか話せなくなります)若いMRほど馬鹿正直に「年収●●●万もらっている」と言ってしまうものです。

 

私はMS3年目の時に某国内大手メーカーの女性MRに給料を尋ねると、200万近く差があったことも有り「これだけの仕事量の違いで、なぜこんなにも給料が違うのか?」と感じたものです。

 

また当時製薬会社MRは接待も自由に出来たバブリーな世代の時で有り、それこそ独身の男性MRは、ビシッとしたスーツに身を包み、高級腕時計を身につけ、さらには夜は頻繁に合コンや飲み会をこなしている人ばかりでした。また女性MRは初年度こそは初々しいものの、徐々に派手になっていき、髪の毛は茶髪、高級ブランド品を身につけ、女子アナ並みに優雅に振舞っていた人が多かったです。

 

一方の私は正直切羽詰まった生活を送っており、昼時目掛けてMRと医療機関を同行してランチをよくご馳走になっておりました。しかしそんな惨めな仕事内容と、MSとMRの仕事量と給料が比例しないことに嫌気がさして、転職を決意したということも「MRを目指そう!」と思った理由の一つです。今となっては若気の至りでは有りますが・・

転職理由②「全国転勤してみたくなった」

給料に差があれど、医薬品卸MSは基本的に「遠くへの転勤がない」というのも一つの売りです。メディセオやスズケンなどの全国展開している医薬品卸は、出世すると全国転勤があるかもしれませんが、地方が本社の医薬品卸は基本的に地元出身者がたくさんおります。

 

「地元にいたい!」という方には多少給料が低くても医薬品卸への就職は良いかと思います。私も新卒で医薬品卸に入社した当初は「絶対に地元から離れてくない!」という思いから就職を致しました。しかし製薬会社MRのみなさんと一緒にお仕事をする上で、徐々に「他の場所も知ってみたい!」と思うようになり、転職を決意したのも一つの理由です。

 

結果、今まで社会人生で9回の引越しを経験致しましたが、その場所それぞれが「住めば都」でしたし、地元から出ることによって「今まで自分がいかに狭い世界で生きていたか」を痛感させられました。今までを振り返ると、非常に良い経験をさせてもらっているな、と改めて「転職してよかった」と思っております。

転職理由③「自由度が高いため」

医薬品卸MSは朝から晩まで電話が鳴りっぱなしの挙句、その他得意先からの問い合わせに関する調べ物や、見積もり、配送などなど製薬会社MRがすることのない業務がいっぱい有ります。そんな常に4速マニュアル(当時)の営業車を乗り回している中で、本屋や映画館、コンビニでサボっている多くの製薬会社MRを見て参りました。

 

「こいつらMRはこんなに暇なのになんでこんなに忙しいMSの方が給料が安いんだ?」といつも思っておりました。そんな暇で高級取りなMRを見て、私は「自分はMRになってちゃんと働いて、サボっているこいつらよりも、もっと稼いでやる!」と思って転職を決意したのも理由の一つです。これも今思うと若気の至りですよね。

 

でも実際にMSからMRに転職した時に実際感じたのが、「MSに比べてMRはあまりにも退屈だ」ということです。電話がなるのはほとんどが社内からですし、本当に自由度が高くなりました。現在の医薬品業界を取り巻く環境の変化を考えると、以前のようにサボるわけには生きません。この自由時間を使って何をするかでそのMRの将来が決まって参ります。

転職理由④「専門知識を兼ね備えたMRに憧れた」

あとは医療機関に製薬会社MRと同行して、専門的な知識と自社製品の深い知識を披露しているMRの姿に憧れたというのも転職を決意した理由の一つです。

 

医薬品卸MSは取り扱いメーカーの薬剤を全て覚えなければなりません。薬の種類と名前に関するスキルはMRには負けませんが、一つの薬剤の深い知識となると、もちろんMRの知識が豊富です。また医薬品卸にはそれぞれ得意なメーカーというのが有り、各社の薬剤をバランスよく販売しなければなりません。各製薬会社に対し八方美人に振る舞わなければならないのです。

 

そんなMRの医師や薬剤師に対して、質問されたことにスラスラと答えて、理路整然に対応するMRに憧れたというのが製薬会社MRを志した一番の理由かもしれません。

今後製薬会社MRから医薬品卸MSへの転職も十分に有りえる!

当ブログでも再三に渡って書いて参りましたが、現在の製薬業界は2018年4月から始まった薬価制度抜本改革による新薬創出加算の見直し、ジェネリックの国策化80%などによって、急に業績が苦しくなった製薬会社が続出致しました。2018年以降多くの会社で早期退職(リストラ)を断行し、多くのMRが路頭に迷うことになりました。

 

一昔前まではMR間の転職は当たり前で、MR認定資格があればいつでもどこでも転職ができてしまうという時代が有りました。しかし今は業績が苦しい製薬会社が大半で、早期退職(リストラ)によって行き場を失ったMRの受け皿がないという状況です。

 

一方の医薬品卸MSは一部の全国展開をしている卸でリストラを断行したものの、MRほど大きな人員削減は行っておりません。しかし私たちMRの身の回りのMSを見渡してみると年配のMSが多いのではないでしょうか?若いMSは上記の理由で辞めていかれる方が多いのが「若手が少ない」一番の理由かもしれませんが、今後医薬品卸MSも高齢化で人手不足が懸念されます。

 

しかも医薬品卸MSは地元出身者で大半を占めております。現在多くの医薬品卸では中途採用を行っておりませんが、リストラを行う製薬会社MRの方の中には、「地元に帰りたい」というMRも多いのではないでしょうか。MSからMRに転職することはスキル的に正直簡単ですが、MRからMSへの転職は、お金に触った事のないMRにはそう簡単にはいかないでしょう。しかし「医療機関への営業スキルがある」「地元が大好き」なMRを医薬品卸MSとして受け入れることは、医薬品卸にとってもメリットが大きいと考えます。

 

「営業スキルを持った元MR」を安価で受け入れることができ、即戦力として働くことができる!今後はリストラを契機に、製薬会社MRから地元医薬品卸MSへの転職という時代もくると私は見ております。

医薬品卸MSから製薬会社MRに転職したワケ まとめ

私は新卒で医薬品卸に就職してMSを経験したのち、上記の理由で転職して、そこからかれこれ内資系外資系と計4回(現在5社目)の転職を行いました。最初に医薬品業界のいろは(営業・流通・お金・提案)の全てを学ぶことができる医薬品卸で、早朝から夜遅くまで、そして土日は配送当番などの仕事をさせてもらいました。

 

その経験と自信がなかったら製薬会社MRとして現在のポジションを気づくことが出来ませんでした。初めから製薬会社MRをされている方と比べても、MSの方は気合いと根性、そしてメンタル的なことも断然強いと思います。

 

正直元医薬品卸MSの方は、「仕事に対する思い」さえあれば、どこに行っても通用すると思います。現在製薬業界を取り巻く環境の変化により医薬品卸MSから製薬会社MRへの転職は益々厳しくなりました。ただCSO(コントラクトMR)への道はまだまだ残っております。

 

現在製薬会社各社はリストラ(早期退職)によって辞めすぎた社員の穴埋めをするために、CSOにて補充する動きが見られますので、今後CSOはまだまだ期待できると思います。医薬品卸MSの方でMRを目指し方の参考になりましたら幸いと存じます。

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