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製薬会社を退職転職しようと思ったタイミングは?

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私の転職体験記

「製薬会社を辞めて転職しようかな〜と思ったターニングポイントは?」

薬価制度抜本改革による薬価ダウンやジェネリック医薬品の国策化80%などによって製薬会社各社では軒並み業績が悪化。2019年に入ってからもリストラ(早期退職)が加速しております。そんな先行き不透明な製薬業界にお勤めのMRを含めて医薬品卸MSの方も、将来に対する不安を抱えながら日々お仕事をされているかと思います。

製薬業界にお勤めの方なら、今の製薬業界を取り巻く環境の悪化を見て、一度は退職そして転職を考えられた事が有ると思います。私は過去に4回の転職を行いました。今思い返してみると、それぞれ退職転職を決意したターニングポイント(分岐点)が有りました。

 

退職転職のタイミングを逸脱して後悔されている方を多くお見かけ致しますが、「ここが退職転職のタイミング!」というターニングポイントを私の実体験を元にご紹介致します。また「これは退職転職のタイミングではない!」というポイントについてもご紹介致します。

退職転職理由その1:給料が安い!

私は新卒で医薬品卸のMSとして入社しましたが、同世代の製薬会社MRとの給料の差に愕然とした記憶が有ります。特に若いMSやMRは給料や日当などに興味関心があり、ついつい周りにも話しがちになってしまいます。そして私もいつの日かそんな給料の大きな差に気がついてしまったのです。

 

しかも製薬会社MRはただ自分の会社の薬の説明だけするのが仕事なのに対し、医薬品卸MSの仕事は多岐に渡り、取り扱いメーカー全ての情報提供、配達、お金の回収、経営提案など、明らかにMRと比べても業務量が多くなってます。

MRと比べても業務量が多いのに、なぜ給料にこんなにも差があるのか?売り上げを伸ばしただけボーナスにも反映される製薬会社MRという仕事に魅力を感じた私は、すぐに転職サイトに登録。その一ヶ月後には製薬会社MRとして新たな道に進むことになりました。

 

若気の至りとも言うべき単純な退職転職の理由では有りますが、給料=仕事のモチベーションでも有りますので、「仕事の質に給料が見合っていない」と感じるのなら、特に若い方はお早目に決断される事をお勧め致します。

 

当時私がお世話になったのが誰しもが知る転職サイト「リクルートエージェント」です。求人量の多さと実績の安心感から決め手となりました↓↓

リクルートエージェント

退職転職理由その2:パイプラインが貧弱で将来性が見えない!

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次に私が直面したのが「この会社のパイプラインで将来性モチベーションが維持できるのだろうか?」と言う事でした。上記で紹介した給料=モチベーションでもあるのですが、製薬会社にお勤めなら将来性(パイプライン)=モチベーションでもあると思います。

しかも昨今の製薬業界を取り巻く環境の変化を見回しても、今後パイプラインが豊富な製薬会社でないと生き残っていけません。会社の屋台骨となっていた製品にジェネリックが発売されると、生活習慣病の薬剤ともなれば約8割がジェネリックになってしまう時代です。もし仮にその製品の売り上げが1,000億円あるとすると、200億円にまで売り上げが減少してしまいます。それを穴埋めする新薬があれば話は別ですが、今は新薬も枯渇してきております。

 

そして気がついた時にはリストラ(早期退職)が断行して、肩叩きされて行き場を失った・・そんな事態は避けたいものです。少しでも将来性(パイプライン)に疑問を感じて、モチベーションが低下してきたなら、それは転職を考えるタイミングです。

退職転職理由その3:今までの体験スキルを生かしたい!

給料や将来性(パイプライン)がモチベーションに直結して退職転職を決意される場合もありますが、それ以上に大事なのが、今まで自分が積み上げてきたスキルを次に生かせるかどうか、です。この気持ちがないと転職活動をしていても合格はもらえません。

「今までの自分の多種多様な経験を、成長著しい会社で試してみたい!」「新しい会社で新たな風を吹き込みたい!」そのような強い意気込みがなければ、次の会社に行っても「会社を辞めなければ良かった・・」と思うだけです。ただでさえ人間は楽をしたがります(私もそうです・・)退職転職するということは、それなりにリスクを抱えることでもあり、精神的にも肉体的にもかなり疲れます。その負荷に耐えるチャレンジ精神がなければ退職転職は難しいと思います。

退職転職理由その4:働きがいが無くなった!

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これは将来性(パイプライン)=モチベーションと同義語かもしれませんが、私は退職転職を決意する一番のポイントは「働きがい」と思っております。「働きがい」は給料以上のものがあります。実際に私は今の会社で「働きがい」を持って仕事が出来ておりますが、その前の会社では正直「働きがい」がなくなっておりました。

それはパイプラインであったり、現在のポジション(GP担当かHP担当か?リーダー的な役割なのか?など)であった、色々なパターンがあるかと思いますが、「働きがい」がなければ、その思いが医師や薬剤師、そして同僚にも伝わってしまいます。

 

「働きがい」を失った私は、今の会社での「働きがい」を強く求められて今の会社に入社致しましたが、正直給料は横ばい、福利厚生もダウン致しました。しかしそれ以上に今は「働きがい」がありますので、充実感に満ち溢れた日々を送っております。ご家族がいらっしゃる方は、「働きがい」だけで退職転職は決意し難いところがあるかもしれませんが、実際に私は家族の承諾を得て退職転職を決意。転居を伴いましたが、この「働きがい」に勝るものはないと感じております。

 

「働きがい」を感じなくなっておりませんか? 「働きがい」がなくなったら退職転職を決意されるターニングポイントかと思います。

退職転職のタイミングではない、ポイントは?

その一方でこれは退職転職のタイミングではない、絶対に辞めるべきではない、というタイミングがあります。それは、

①今の会社の雰囲気や上司・同僚との関係が悪くて耐えられないから

②すでに出世ルートが確立されている

 

①はネガティブなもので、全くポジティブではありません。前の会社でうまくいなかったからといって、次の会社でうまくいく、とう保証は全くありません。むしろ転職した方の会社の上司の方がもっと最悪で「前の会社の方がまだマシだった」というお声の方が多く聞きます。しかもこんなネガティブな理由は必ず面接官に見透かされます。採用する側もポジティブな人間を採用しようとしますので、まずこんな理由の方は転職は難しいでしょう。

 

一方②の方は、せっかく出世ルートに乗っているのなら、よっぽど「他社で自分のスキルを発揮したい!」という方以外は、残留した方が良いでしょう。たとえ今の会社の状況が苦しくても、出世すれば給料も増えますし、いずれ状況は改善されるかもしれませんので、せっかく築き上げた出世への道を大いに歩みましょう!

製薬会社を退職転職しようと思ったタイミングは?まとめ

私は過去に4回の転職を果たしましたが、今思うとネガティブな理由は一つも見当たりませんでした。それが順調にステップアップしていると感じている理由の一つなのかもしれません。しかも退職転職をしようと思ったターニングポイントを感じたら、それを即行動に起こしたからこそ、今の「働きがい」が得られているのだと自負しております。

新卒で入社した会社を退職転職するということは、人生においても一大決心の時です。しかし今は転職が当たり前の時代となりました。今後は「転職歴がないと採用しない」という企業も現れるかもしれないくらい、人材の流動化が激しい時代です。人生のターニングポイントを見逃さず、そしてそこで長い間思いとどまってしまうと、後々後悔する人を私は山ほど見て参りました。上記でご紹介したターニングポイントを感じたら退職・転職の時です!その時を見逃さないようにしましょう!

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