日本ベーリンガーがオンコロジーMRの募集を開始!プライマリー領域担当者は挑戦するべき!

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日本ベーリンガーインゲルハイムがオンコロジーMRの募集を開始しました。会社の採用情報などで表向きは募集を行っておりませんが、エージェントを通して募集を行っております。ちなみに私はJACリクルートメントを通じて案内が来ました。しかも注目すべき点は「オンコロジー未経験者」も募集可能という点です。これは即戦力を求めるオンコロジー領域MRとしては、最近では異例です。

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日本ベーリンガーといえば2018年6月に大規模なリストラ(早期退職)を実施したことで一躍業界の注目を集めました。このブログをスタートしたのが2018年の8月末ですので日本ベーリンガーのリストラについての記事は書いておりませんが、昨年のリストラを振り返り今回のオンコロジーの募集と照らし合わせてオンコロジー募集の思惑について考えてみたいと思います。

日本ベーリンガーのリストラ(早期退職)を振り返る

2018年6月に大規模なリストラを断行した日本ベーリンガーインゲルハイム。日本ベーリンガーと言えばここ数年は新薬の上市が相次ぎ、近年MRを増員し続けていた会社です。また業界内では「最後の楽園」とまで呼ばれており、実際に中途入社した社員は入社式で社長より「ようこそ!最後の楽園へ!」とも言われていたそうです。

 

また業界内でも給与や福利厚生も良く外資系ながら組合もあり、社員からの評判も良く、一時期は誰もが憧れていた製薬会社の一つでもありました。しかし2018年6月に行ったリストラの内容がエグイと、瞬く間に業界内で噂が広がりました。

 

そのリストラの要因となったのが、ARB血圧治療薬でブロックバスターとなったミカルディスファミリー(ミカルディス・ミコンビ・ミカムロ)に2017年6月にジェネリックが発売され、売り上げを大きく落としたことが最大の要因と言われております。またその減収分を既存品既存品でカバー出来ないこと、そして昨今の医療情勢を取り巻く環境の変化(薬価制度抜本改革とジェネリック80%国策化、フォーミュラリー)の今後更なる変化が起こることを考えてのリストラ断行だったと推測致します。

 

その時のリストラ(早期退職)の内容が一部の部署を除く「入社1年以上の30歳以上の社員330人」が対象となり、開発の方やMRの方が多く応募し、実際には400人近くの社員が退職したと言われております。その多くはMRと言われておりますが、今回募集をかけておりますオンコロジー領域のMRでも辞めた方がいると聞いております。

 

最近行われた製薬会社各社のリストラではエーザイやノバルティスファーマ、そして協和発酵キリンなどは45歳以上入社5年以上など、将来有望な若手を残す画策です。しかし日本ベーリンガーのリストラは「入社1年以上の30歳以上の社員」が対象だったこともあり、多くの優秀な人材が他社に流れてしまったと聞いております。

現在の日本ベーリンガーの状況は?

2018年6月に大規模なリストラ(早期退職)を行った日本ベーリンガーの2017年度主力品の売上は下記の通りです。

 

●トラゼンタ(DPP-4阻害剤):406億円(前年比5.5%増)

●ジャディアンス(SGLT2阻害剤):110億円(前年比166.9%増)

●プラザキサ(直接トロンビン阻害剤):259億円(前年比9.0%減)

●スピオルト(COPD治療配合剤):41億円(前年比371.0%増)

●ミカルディスファミリー:(胆汁排泄型持続性AT1受容体ブロッカー):730億円(前年比32.7%減)

●ジオトリフ(肺がん治療薬):101億円(前年比16.3%)

●オフェブ(特発性肺線維症(IPF)治療薬):161億円(前年比78.7%増)

 

2016年と比較し伸びている製品が多いものの、やはりミカルディスファミリーの減少率が目立ちます。また2018年には薬価制度抜本改革により、既存品の薬価がダウン、特に主力品のトラゼンタは10%近く薬価がダウン致しました。

 

またミカルディスファミリーのジェネリック率も高まり、現在生活習慣病薬でジェネリックが出ると80%以上が変更になるとも言われておりますので、一時期1,100億円まで売り上げを拡大したミカルディスファミリーは900億円近く売り上げを落とす形となります。この分の売り上げを既存品だけでカバーすることはなかなか容易ではありません。

日本ベーリンガーのオンコロジーの状況は?

オンコロジーの専門製品であるジオトリフとオフェブは順調に売り上げを伸ばしているようにみえます。しかし上記は2017年までの実績です。2018年以降市況は競合品と自社品の適応追加を取り巻く環境が大きく変化致しました。

 

オフェブは特発性肺線維症(IPF)で順調に売り上げを伸ばしているものの、肺がん治療薬のジオトリフはアストラゼネカの「タグリッソ」が2018年8月に適応を拡大してから急激にシェアを奪われていると聞いております。

 

ジオトリフは苦境で、オフェブは後述致しますが、今後適応拡大が3つあり将来性がありそうです。特にオフェブの適応拡大に伴う中途採用の募集かと考えます。また今回注目すべき点は「オンコロジー未経験者でも応募可能」な点です。一昔前まではオンコロジーの中途採用でも「オンコロジー未経験者」を多く採用しておりましたが、近年では即戦力を求める製薬会社が多く、日本ベーリンガーのオンコロジー領域の未経験者中途募集は異例とも言えます。

 

その背景には、オフェブはどちらかというとオンコロジーの製品というよりは呼吸器疾患の薬剤という印象があり、オンコロジーよりも深い専門性が求められないからかな?と推測されます。個人的にはせっかくオンコロジー未経験者を募集しているのならプライマリー領域の製薬会社MRの方は、今のうちに応募しておくべきです。

日本ベーリンガーのパイプラインは?将来性は?

では日本ベーリンガーの将来性・今後のパイプラインはどうなっているのでしょうか?日本製薬工業協会の開発品の状況を見てみましょう。

日本製薬工業協会ホームページの日本ベーリンガーインゲルハイムの開発品の状況

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新規化合物はなく、すべてが既存品の適応追加となっております。これだけみると全く将来安泰な製薬会社とは言えません。しかし日本ベーリンガーは株式を公開していない会社です。つまり新規開発品をオープンにする必要がないため、実際にはいくつものパイプラインを隠し持っているとも言われております。

 

実際に日本製薬工業協会の開発品一覧に記載がない、難治性乾癬に効果が期待できる薬剤の開発が進んでいることがプレスリリースされました。

ベーリンガーインゲルハイム 新規抗体が難治性の乾癬の治療を一変させる可能性を示す
このページでは、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報を提供しています。

ドイツに本社を置くベーリンガーインゲルハイムはバイオ医薬品の受託では世界一の受託量とも言われております。知り合いのプライマリー専門のMRに伺うと、しばらくは新薬の発売はなさそですが、既存品の製品力とエビデンスにも恵まれているため、競合他社品と比較しても差別化のプロモーションはしやすいとのことです。

 

しばらくは既存品のエビデンスと適応追加で活動することになりそうですが、今後出てくる薬剤は未知数とも言えます。これは入社してみないとわからないですね。可能性は十分に秘めていると思います。

日本ベーリンガーがオンコロジーMRの募集を開始!その思惑は?まとめ

これから確実にプライマリー領域のMRは淘汰されていき、時代はスペシャリティかオンコロジーMRが活性化する時代がやってまいります(すでにやってきてますが)また日本ベーリンガーではプライマリー領域からオンコロジー領域への社内募集もかかっているようです。日本ベーリンガー同様にオンコロジー領域を持っている製薬会社で社内公募がある際には、特に若い方は今のうちに応募しておいた方が得策です。

 

すでに淘汰が進んでいる製薬業界(特にMR)で生き残っていきたいのであれば、専門性を高めなければなりません。プライマリー領域担当の方は、この機会を絶対に生かすべきです。

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