製薬会社MRアラフォーの私はこれまで4回の転職を経験し、30代半ばで年収1,000万円を超えました。
ビジネスパーソンなら誰しもが夢見る「年収1,000万円超え」を30代半ばで果たすことが出来ましたが、現在就労者人口で年収1,000万円を超える方というのは1%程度と言われております。
そんな方は私の身の回りにたくさんおりますので、「本当に1%なのか?」と疑問ではありますが、製薬会社MRのみんなが30代半ばで年収1,000万を超えるわけではありません。もちろんそうなるためにはそれまでに苦難の道のりでありました。
そこで製薬会社MRとして、サラリーマンが夢見る「年収1,000万円」を超えるにはどうすれば良いのか?について私の実体験を元にご紹介致します。
新卒1年目は年収280万円からのスタート
私の新卒で入社した会社は「医薬品卸」で営業職のMSでした。就職当初MRとMSの違いがイマイチわからずに就職してしまい、MRとMSの給料の違いに唖然としたことを記憶しております。そして初年度の年収は280万円。給料をもらい始めの当初は、これが全く低いということには気がつかずに、ただただ給料がもらえることに感謝したものです。
しかし医薬品卸のMSのパートナーでもある製薬会社MRとは仕事の距離感が近く、特に若いMSとMR同士ではどうしても「給料」の話をしてしまいがちです。そこでも20代前半で同じ営業職なのに年収で100万、もしくは会社によっては200万円もの開きがあり、さらに「唖然」としたことを記憶しております。そこで当時まだ医薬品卸MSから製薬会社MRへの転職が可能な時代でしたので、20代後半に差し掛かったところで転職を決意致しました。
製薬会社MRとしてのスタートは20代後半から!
私の製薬会社MRとしてのスタートは20代後半からでした。医薬品卸としての大きなやりがいを感じつつも、MRとの給料の大きなギャップと将来への不安を感じて転職を決意致しました。上記でも述べましたが、今となっては医薬品卸MS から製薬会社MRへの転職はほぼ皆無ですが、一昔前はまだ可能でした。
私はその「MSからMRへの転職最後の波」に乗り、初めての転職は内資系中堅メーカーのMRでしたが、この時点で前職と比べて年収が100万上がりました。また製薬会社は源泉非課税の日当や手当が手厚いため、これを合わせると実に150万近く年収が上がりました。しかし30歳を過ぎた辺りから年収が上げ止まってきたのです。
内資系製薬会社は営業成績が良くても悪くても、年に一回の昇給やボーナスに大きな差は有りません。営業実績をボーナスに反映してもらいたい!という市場実績主義の考えを持ってる方は、次々と外資系に転職して行きました。
内資系→外資と転職を繰り返し年収を上げていく!
その後内資系→外資系→外資系製薬会社へと転職を果たしてきた私の年収は30代半ばで遂に念願の1,000万円を超えました。比較的営業成績の良かった私は、内資系→外資系製薬会社に転職した翌年には一気に年収が200万近く上がりました。年収が跳ね上がった最大の理由はボーナスが業績給になったためです。
内資系から外資系に転職した際に基本給は多少上がったものの、やはりボーナスに大きな差が出ました。その後も営業成績がモロ年収に反映される外資系製薬会社MRにやりがいを感じた私は、それなりの成績を残し、年収1,000万円超えをキープ出来ました。
その後「給料」がやりがいではなく、やはりMRの本音としては「やりがいのある薬」、つまりパイプラインが豊富な会社で医師や患者さんの治療に貢献出来る薬剤を扱いたいと思い、将来性のある外資系製薬会社へ転職を果たしました。
外資は面接の際に年収交渉がある!
また外資系製薬会社に転職する時には年収交渉が出来ます。面接の際に「希望年収はありますか?」と聞かれる事も有ります。その時に余りにも法外な年収を提示するのはナンセンスで、不採用になる可能性もありますが、それをキチンと説明できるのであれば問題有りません。
つまり「今まで自分がやってきたことを、御社でこれくらい貢献できるので、このくらい貰いたい!」と説明出来れば良いのです。ただし「これくらいの実績を残した!」というのは誰しもが持っているもので、環境の変化が激しい今の製薬業界ではその正攻法は通用致しません。
外資系に限らずですが、中途採用の際、企業は即戦力を求めております。しかしご自身の成功体験を語るというよりは、今の時代「私は今の会社でこのようなことをしました。ですので御社にはこのような影響を与えることができます!」と組織へ与える影響をPRした方がイメージは間違いなく良いです。組織に与える影響をアピールして外資系での転職を果たしましょう!
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転職して年収を上げたいなら外資系製薬会社を狙う!
これまで述べてきた通り、製薬会社MRで早々に年収1,000万を超えたいのであれば、外資系の製薬会社を目指すべきです。内資系でもある程度年齢を重ねてある程度のポジションにつく事が出来れば達成できない事も有りません。
しかしそれはほんの一握りの方だけです。多くのビジネスパーソンは管理職にも慣れずに会社員人生を終えてしまいます。ビジネスパーソンで管理職にも慣れずに30代にして年収1,000万を超える事が出来るのは製薬会社MRと一部の職種の方だけです。それも外資系なら早々に達成出来る確率はかなり高まります。
現在製薬業界を取り巻く環境の変化で製薬会社MRの求人には限りは有ります。しかし外資系はどんどんバイオベンチャーが台頭してきております。 内資系製薬会社にお勤めの方は今が外資系製薬会社への転職のラストチャンスかもしれません。
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製薬会社MRで年収1,000万円を超えるためには何が必要? まとめ
内資系から外資系製薬会社に転職すると必ず年収は上がります。それも外資系は実績がモロボーナスに反映致しますので、営業成績を残せば残すほど年収が上がって行きます。中には30代で1,500万円を超えるMRの方もおります。
しかし注意しなければならないのが、ただ闇雲に金額に目が眩んではいけません。年収が上がったからといって住宅手当などの手当が薄くなり、実質の手元に残るお金は少なくなったという話も良く聞きます。ここは転職の際に、次の会社からしっかりと細かい諸手当の話は聞いておきましょう。
また年収が上がってもMR本来の医師や患者の治療に貢献するという「本質」や「やりがい」を失っては本末転倒です。このような「MRの本質」と「やる気」があれば自然と実績(給料アップ)はついてくるものです。年収に目が眩んで、そこだけは決して方向性を間違えないようにしましょう!
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