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製薬会社MRの転勤事情!転勤を告げられてショックを受けているMR必読!

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MRの転勤

損保大手会社のAIGが全国転勤を廃止するとNHKのクローズアップ現代で放送されてました。

“転勤”が廃止される!? 働き方の新潮流 - NHK クローズアップ現代 全記録
【NHK】ある大手損保がこの春から、“転勤”を原則廃止する。今後2年半かけて、全社員が自分の働きたいエリアでずっと働き続けられるようにし、社員の望まない転勤を一切なくすという。不正防止や多店舗展開などのために金融業界は転勤が不可欠とされてきただけに、各界を驚かせている。背景にあるのは、転勤がある企業...

 

これがアラフォーの私にとってかなり衝撃的な内容でした。何が衝撃だったかということは下記に記述致しますが、かくいう私も新卒で入った会社は地元企業の会社でした。

 

しかも就活の時には地元が大好きだったこともあり「地元でかつ地元以外の転勤がない会社」を中心に就活を致しました。就職した当時も一生この会社で忠誠を誓う!と思ったものです。

その後給与面での不満から「地元志向」を捨て全国転勤が付き物の製薬会社の門を叩き、始めて地元を飛び出しました。以後東北→北海道→関東と転勤と転職を含めると10回の引越しを行いました。

 

始めは「絶対に地元から出たくない!」という思いが強かったのですが、地元から出てみると意外と「住めば都」で、地元から離れてみることで今までの自分のキャパシティの狭さを実感したものです。

 

製薬会社は基本全国転勤です。私も聞いたこともない地方への転勤を何の前振りもなく突然告げられてショックを受けたことがあります。しかし地元から出てみて始めて分かることもいっぱいあります。

 

そこで今回は元々地元での就職志向が強かった私が、全国転勤がある企業に飛び出してみてわかったことを中心に「全国転勤のメリット」について述べさせて頂きます。

最近の就活事情

製薬会社は開発や本社勤務などの方を除いて、営業のMRは全国転勤が当たり前の世界です最近の新卒者の会社を選ぶ基準として「転勤がない会社」が上位にきているとの調査結果も出てます。

 

NHKのクローズアップ現代を見てましても、就活中のカップルが「お互い離れ離れになりたくない」との理由で、転勤のない会社を選びたいとおっしゃってました。

一昔前では考えられない光景です。これがアラフォーの私にとって衝撃的な内容だったわけですが、それだけ今は売り手市場とも言えます。

 

地元を離れたくない気持ちは当初地元志向が強かった私からしてもよく分かります。人はなかなか住み慣れた土地を離れたくないものです。だって知らない土地に行ってまた一からその土地を知ったり、人間関係を構築するにも正直めんどくさいですよね。

 

地元ですと友達もたくさんいますし、土地勘もありますし、地元に就職するのが何かと安心な気持ちは私にもよく理解出来ます。

ただし地元企業に就職してしまうと、給料もそれなりにしかもらえませんし、それなりにしか昇給して行きません。私はそんな将来を悲観して、地元志向を捨てて全国転勤がある製薬会社への転職を決意したのです。

基本全国転勤有りの製薬会社でも希望勤務地制度はある!

一部の製薬会社では「希望勤務地制度」なる制度を設けている会社もあります。これは希望する勤務地以外の転勤はないというものです。しかしその替わりに給料を10〜20%減額するところがほとんどです。

元々給料基準が高い製薬業界ですので、例えばこの制度を使うと考えて現在の年収が1,000万円なら、10%カットで900万、20%カットでも800万円になります。

 

これでも他業種に比べれば十分な年収と言えます。給与が多少カットされますが、それなりの年収を維持して、更には希望する勤務地に勤務できるならこんなに喜ばしいことはないでしょう。

 

ただし今まで私がいた会社数社では全てこの「希望勤務地制度」がありましたが、入社数年たってから適応されるというものでした、ですので新卒からいきなりこの制度が使えるという会社は稀でしょう。

 

しかし昨今の学生の意向を鑑みて、最近は新卒から地元配属になる方が増えていると聞いております。

基本全国転勤だがほぼ県庁所在地に住める!

就活時の心配事の一つに「田舎に行きたくない」という方もいらっしゃるかと思います。全国転勤がある製薬会社の多くは、全国の都道府県に営業所や支店がありますが、ほとんどが県庁所在地にあります。

ですので、よっぽどの事情(持ち家があるなど)がない限り、田舎に住むことはありません。青森県なら青森市や八戸市、岩手県でしたら盛岡市、山梨県でしたら甲府市に住むことになります。

 

私は5年間東北のある県の県庁所在地に住んでおりましたが、赴任当初はある程度の都会から転勤してきたので、何かと不安で仕方ありませんでしたが、すこも「住めば都」ですぐにその土地に馴染みました。

 

また本州は陸続きなので、少し足を伸ばせば土日に遠出も出来ます。高速道路も新幹線もほぼほぼ整備されておりますので、買い物の心配もありません。

 

むしろその土地の良さを楽しんでましたので、いざ転勤するときは名残惜しさがあったくらいです。

また将来ご結婚された時に奥様や子供が転勤に順応できるのか?という問題もあります。私は東北に赴任した時には新婚ホヤホヤでしたが、妻が市の広報に載っていた「転勤奥様の会」を見つけてそれに参加して人脈を広げてました。

 

各市町村ではそのような転出者を迎え入れるようなイベントを催しておりますので、赴任先のホームページやポストに投函される市の広報誌などを確認すると良いでしょう♪

そもそも全国転勤がある理由とは?

そもそも製薬会社のMRがなぜ転勤があるのでしょうか? まず一つ目の理由としてズバリ「給料が高いから転勤がある」のです。

 

製薬会社に限らず、全国転勤がある会社は比較的給与水準が高い傾向があります。「給与が高い代わりに全国転勤がありますよ」ということです。

もちろん全国転勤がある理由はそれだけではありません。MRが転勤があるのと同様に病院の医師も医局の人事異動で頻繁に入れ替えがあります。

 

MRは他の職種と違って一生涯に渡って同じ顧客がつくという仕事ではありません。また同じエリアを長く担当してしまうと固定観念で考え方がガチガチになってしまい、個人的にも成長しないために、転勤をさせます。

 

私は3年から5年の周期で転勤もしくはエリア変更がありました。同じエリアを10年以上担当している方というのは稀です。逆にいうとそのような方は、何か問題がある方で出世の見込みもない方ということになります。

 

それとそのような方は大概がそのエリアで腐ってます。真面目に仕事をしている方をほとんど見たことがありません。

またあまりにも異動のスパンが短すぎる(半年や1年で担当交代)方も同様のことが言えますが、転勤はビジネスパーソンの勲章でもあります。

 

転勤が多いほどその分スキルもキャパシティも確実に広がります。転勤は自分自身を見直す機会であり、自分自身を成長させてくれる機会でもあるのです。

 

また全国転勤のメリットとしては、「苦手な医師や薬剤師から逃げれる」というのが有ります(笑)誰しもが対人関係で苦手な方というのが存在致します。同じエリアを何年も担当して、ずっと苦手な医師や薬剤師の相手をしなければならない、これは結構苦痛です。

転勤はそんな対人関係をリセットできる絶好の機会でも有ります。これは社内においても同様です。苦手な上司や先輩からおさらばできる!というメリットも有ります。

 

転勤なしの会社で万が一嫌な上司や先輩がいた時、それが一生続くと思うとゾッとしてしまいますよね。

製薬会社MRの転勤事情!転勤を告げられてショックを受けているMR必読! まとめ

私も就活している時は「地元で骨を埋める!」と意気込んで地元でしか転勤がない地場企業に就職致しました。

 

やはり地元企業での働きがいはあったのですが、どうしても給料面で納得できない部分があり、全国転勤があるがその代わりに給料が高い「製薬会社」へ転職を致しました。

その後合計10回の引っ越しを致しましたが、今の会社で「異動希望地願い」を出して、再び地元に戻って製薬会社での仕事を続けることが出来ました。一度地元以外に住むことで、改めて地元に戻ってきて新鮮な気持ちになっております。

 

製薬会社は全国転勤はありますが、上述致しました「希望勤務地制度」や「異動希望地願い」が有りますので、今の仕事を精一杯頑張っていればいずれ会社はその方の希望を叶えてくれます。

 

地元以外での生活は初めは不安でいっぱいでしたが、本当に「住めば都」で、地元を飛び出し今まで色々な所にすみましたが、全ての場所で転勤の際は名残惜しさが有りました。

また地元以外での生活や仕事を経験することで、確実に自分自身が成長できることを実感致します。「自分はこんなきっぽけな世界にいたのか!」と思ってしまします。

 

地元での就職も良いのですが、全国転勤も見える世界が確実に変わりますよ!突然聞いたこともない地方への転勤を告げられたMRの皆さんの励みになりましたでしょうか??( ̄∇ ̄)

コメント

  1. 中外製薬社員 より:

    転勤したのですが、最近、働き方改革でしょうか、色々な手当てがかなり削減されました。
    これから取るべき行動を、目安として、教えて頂けませんか?

    • ケル ケル より:

      中外製薬社員様
      コメントありがとうございます。今の時代好不況の影響を受けにくいと言われている製薬業界でも、各種手当てや福利厚生が次々とカットされるところが増えてきていると聞きます。そこで製薬会社社員が取るべき行動は「副業」ではないでしょうか。働き方改革時代の今、副業を容認する会社も増えてきております。将来の自分や家族を守るために自分自身で身を守らなくては行けないため、今後は副業が当たり前になると考えております。当ブログにも副業について書かせて頂いておりますので、参考までにぜひご覧ください!

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